【経営者でも知っておくべき】WEBサイトの検索エンジン対策上やってはいけない30のこと

【経営者でもこれだけは知るべき】SEO上やってはいけない30のこと

WEBサイトを上位に表示するために行うSEO対策ですが、そんなSEO対策には絶対に行ってはいけないことがあります。今回はそんなSEO対策のNGをご紹介します。

(※用語集は最終ページにあります)

1:極端に短い文章

1記事の合計文字数が200文字しかないというように、合計文字数が極端に少ないとそもそも検索エンジンに評価されません。それだけではなく、記事が極端に短いとユーザーに満足してもらえない可能性が高くなります。

基本的にはいくら文字数が少なくても1000文字程度は必要です。

現在のGoogleはTOPページの評価はあまりせず、それ以外のページの評価を高める傾向があります。

例えば、当社の場合、「認知度向上」とか「知名度を上げる方法」などで調べると1位で出てきます。(2020年5月現在)

ところが、トップページはその他のキーワードも含めて一向に上位ではないのです。

トップページの5倍上のアクセス数が、「その他のページ」にあります。

オススメとしては、上述の通りTOPページは1000文字程度にしておき、その他のページ(特にターゲット層にとって重要だと思われるページ)は1000文字以上になるよう、多めの文字数にしてください

2:H1タグが設定されていない

H1タグ

大見出しを意味するH1タグはページの内容を指し示す重要なキーワードなので、設定されていないと検索エンジンからの評価が低くなります。

 そのため、記事を書く際は忘れずにH1タグを設定し、そのページでSEO対策したいキーワードを必ず含めるようにしましょう。

3:同じキーワードを不自然に繰り返す

同じキーワードを不自然に繰り返すとGoogle検索エンジンでペナルティを受けてしまう可能性があります。

もしかすると、SEOについて少し知っている人の中には「1記事内にキーワードを100個入れましょう」と言う話を聞いたことがあるかもしれません。

しかし、不自然にキーワードを入れて上位表示されたのは昔の話で、今のGoogle検索エンジンは精度が上がっているので、そのような記事は評価が下がるようになっています。

そのため、キーワードは無理やり詰め込もうとせず、自分で読んでみて不自然と思わない程度にとどめるようにしましょう。

4:他サイトの内容をコピーする

 他のサイトの内容をそのままコピペすると、著作権に引っ掛かりペナルティを受ける可能性があります。ページの一部を引用する場合はサイトの引用元のサイト名やURLを記入しておくようにしましょう。

(学術論文や、公文書など)

また、他のサイトの内容を参考程度に使う場合は完全なコピペにならないようにする必要があります。

よくあるのは、業界のコンサルにWEBサイト作りを丸投げしてしまうと、文章を他から取ってくる、というようなことも起こりえます。

経験談ですが、名古屋のクリニックが原稿執筆の上、完全オリジナルのWEBサイトを専門コンサルティング会社に依頼して立ち上げました。

しばらくWEBサイトの運用が続いていた頃、当社が当該のクリニックとマーケティング顧問契約しました。

いつものように当社はコピーチェックツールを使い、この名古屋のクリニックの内容が盗まれていないか調べました。

結果は「盗用されている」という状態でした。

しかも東北地方のクリニックでほぼ99%そっくりの文章になっていました。

名古屋のクリニック経由でその東北のクリニックを調べると、なんと専門コンサルティング会社の別担当者がこの東北のクリニックを担当していることがわかりました。

コピーされると、Googleからコピーコンテンツということで、両方の評価を大幅に下げます。結果的に専門コンサルティング会社に抗議し、文章の変更をしてもらいました。

5:noindexを設定する

noindexとはGoogleの検索エンジンで上位表示されないようにする設定です。このnoindexの機能が働いていると検索エンジンに評価されません。

例えば、同じような内容ばかりのWEBサイトの場合、noindexという機能を使い、Googleから排除してもらうようなときに使います。

 記事が未完成の場合は、noindexが機能している状態で問題ありませんが、ページ公開後は検索エンジンで評価されるようにnoindexを解除しておくようにしましょう。

特にWordpressでWEBサイトを構築されている方はご注意ください。

6:文字がなく画像のみのページ

 文字がなく画像のみのページは検索エンジンでは評価されません。時々、2、3行の文章と犬の写真だけで上位表示されている芸能人のブログがありますが、それは元から知名度が高いからです。

 知名度やSNSのフォロワー数が少ない場合は、1000字以上の記事でないとほぼ上位表示されることはありません。

7:リンクを購入する

被リンクサービスなどを使ってリンクを購入するとペナルティを受ける可能性があります。

 以前リンクを購入して業者がGoogle検索エンジンで上位表示させるという行為が横行しました。しかし、現在はアップデートされたことでリンクを購入してGoogle検索エンジンで上位表示させようとするとペナルティを受けるようになっています。

 さらに、被リンクサービスの効果は一時的なものなので、被リンクサービスはできるだけ利用しないようにしましょう。

8:引用ばかりしたページ

 引用することはSEOにおいて重要ですが、他サイトの引用ばかりしたページは検索エンジンに評価されません。また、引用した場合は著作権のルールを守るために必ず「出典」の印をつけるようにしましょう。

9:改行などがされておらず読みにくいページ

 「句読点を正しい所につけていない」、「改行がされていない」といった記事は読みにくく、ユーザーがすぐにページから離脱してしまうので検索エンジンから低い評価を受けてしまいます。

 そのため、読みやすいページを作成するが重要です。具体的には、大きな画像を貼るなど”目の息継ぎ”できるようなページを作成することを心がけましょう。

10:過剰に広告を貼ってあるページ

 広告からの収益は重要ですが、過剰に広告をページに張る行為はペナルティを受けるのでやめましょう。

 どれだけ多く広告を張る場合でも、15%程度にとどめることが無難です。

11:検索結果で自分のページをクリックする

 何度も検索結果から自分のページをクリックするような自作自演行為はペナルティを受ける可能性があるので、そのような行為はやめましょう。

12:小見出しを使わない

小見出し(サブタイトルとも言います)を使わないとコンテンツが整理されておらず、読みにくくなるので検索エンジンからの評価が低くなってしまいます。

そのため、小見出し(h2タグ)は積極的に使うようにしましょう。小見出しを効果的に使うと、内容が自然と整理されていくのでユーザーの離脱率も下がります。さらに、状況によってh3タグも入れていくと、コンテンツが読みやすくなります。

13:表や図を使わない

表や図を使われていないとコンテンツが整理されておらず、読みにくくなるので検索エンジンからの評価が低くなります。

 そのため、表や図を使った方がわかりやすいような内容の場合は、表や図を積極的に使うようにしましょう。

14:著者名を表示しない

 著者名を表示しないと情報の信頼性が低くなり検索エンジンからの評価が低くなってしまいます。そのため、著者名は忘れずに表示するようにしましょう。

 著者名を表示することで、筆者が誰なのかがわかるのでユーザーからの信頼性も高まります。

15:同じ内容のページを複数作る

 一つのサイトに同じ内容のページを複数作るとコピーコンテンツとみなされ、検索エンジンからペナルティや低い評価を受ける可能性があります。

 そのため、新しいWEBページを作成する際は過去に同じような内容のページがないかを確認するようにしましょう。

16:隠しテキストを入れる

 隠しテキストを入れるのはやめましょう。隠しテキストとは色やサイズを変え、キーワードを入れることでユーザーからは文章を見えないようにし、検索エンジンにだけ認識させる行為のことです。

 そういったスパム行為は、検索エンジンからの評価が低くなってしまいます。

17:検索エンジンに対して違うページを表示する

 検索エンジンに対してだけ通常のユーザーが見る内容とは違うページを表示すると検索エンジンからの評価が低くなってしまいペナルティを受ける可能性があります。

 検索エンジンを欺くような行為はやめましょう。

18:外部サイト向けリンクが多い

 ページの中にリンクを張ることはSEOにおいて有効ですが、外部サイトに向けて多数のリンクを設置しすぎると検索エンジンからの評価が低くなります。特にリンク集など作成する場合は注意しましょう。

19:トップページの文字数が少ない

 自分のブログ(または運営サイト)の入り口になるトップページの内容を充実させておきましょう。トップページの文字数が少ないと検索エンジンからの評価が低くなってしまう可能性があります。

 そのため、トップページは900文字以上になるように作成しましょう。

20:不正なリダイレクト

ユーザーに許可を得ていない場合など不正な方法でユーザーを他サイトにリダイレクト(転送)させると検索エンジンから低い評価を受けてしまいます。

また、そのような不正なリダイレクトをするとユーザーからのWEBサイトに対する信頼性を損なってしまう可能性があるので注意しましょう。

21:スマホに最適化されていない

                       ※株式会社LINEの調査より

スマホに最適化されたWEBサイトの方が検索エンジンに高く評価されます。理由はここ数年でスマホユーザーが80%以上になり、圧倒的に増えてきているからです。

そのため、スマホ対応はユーザーからしても利便性が高く、読まれやすくなります。

22:更新頻度が低い

 更新頻度が低いWEBサイトは検索エンジンから低い評価を受けてしまいます。そのため、定期的にWEBサイトには新しいページを追加するようにしましょう。

 定期的に更新すると固定客(ファン)ができるので、最低でも1ヵ月に1回は更新することをおすすめします。

23:評価の低いサイトからのリンク

 検索エンジンでは「評価が低い=信用度が低い」とみなされます。そんな低く評価されているWEBサイトからリンクを受けると、自分のサイトまで検索エンジンから低い評価を受けることがあります。

 そのため、定期的にリンクを確認して評価の低いサイトからリンクされていないか確認するようにしましょう。仮に、評価の低いサイトからリンクされている場合はリンク否認ツールを使うと、そのサイトからのリンクを妨げることができます。

24:タイトルにキーワードを入れない

 タイトルは検索エンジンにキーワードをアピールするための重要な部分です。そのため、WEBページのタイトルに重要なキーワードを入れないと検索エンジンから正しい評価を受けることができません。

 一方で、タイトルに重要なキーワードが3回以上繰り返されて使われていると検索エンジンから低い評価を受けるので、あくまで自然に入る部分にだけキーワードを入れるようにしましょう。

25:ディスクリプション(概要)を設定しない

ディスクリプション(内容の概要)を正しく設定していないと検索エンジンからの低い評価を受けます。

 また、検索結果においてもユーザーが「どういった内容が書かれているのか」ということが把握できず、利便性を損なってしまいます。

26:タイトルと内容が著しく異なる

ページのタイトルとページの内容があまりにも大きくかけ離れていると検索エンジンから低い評価を受ける場合があります。

また、タイトルが内容と異なるとユーザーからのWEBサイトに対する信頼性を損なってしまい、離脱が増えてしまう原因となってしまいます。

27:ページの表示スピードが遅い

WEBページの表示スピードが遅いとユーザーの離脱率が上がり、検索エンジンから低い評価を受けてしまいます。表示速度を上げるためにWEBサイトの表示速度を計測し、必要であれば画像の圧縮などの対策を行いましょう。

28:リンク切れがたくさんある

リンク切れを放置していると検索エンジンから低い評価を受ける場合があります。定期的にリンク切れがないか確認し、リンク切れを見つけた場合は修正しましょう。

29:サイトマップを正しく設置していない

サイトマップ(WEBサイトの構成図)を正しく設置していないと検索エンジンから正しい評価を受けることができません。最悪の場合、評価が低くなってしまう場合や検索エンジンに登録されない場合があります。

30:SSL化されていない

自分の運営しているサイトのURLが「https」のWEBサイトでないと、セキュリティ上の問題で検索エンジンから低い評価を受ける場合があります。WEBサイトが「https」ではない場合はできる限り早くSSL化(サイトの暗号化)するのが好ましいです。

×http://…→サイトが暗号化されておらず、情報がもれる可能性あり。

〇https://…→サイトが暗号化されていて、情報がもれにくい。

用語集

・SEO

Search Engine Optimizationの略でWEBサイトが検索結果上で上位に表示されるように様々な施策を行うこと

・検索エンジン

インターネットで検索する際に使用するサービス。Google、Yahoo、Bingなど

・検索エンジンのアルゴリズム

検索エンジンに用意されているWEBサイトを評価する際の評価基準。アルゴリズムは日々更新される。

・noindex

WEBサイトを検索結果に表示されないようにするための設定。WEBサイトを公開したくない場合などに使用する。

・SSL

Secure Sockets Layerの略で通信内容を暗号化することでデータが盗まれるのを防ぐ。SSLに対応したWEBサイトはhttps;//~と表示される。

・リンク

他のWEBサイトなどに遷移させる機能。任意の文字列に設定することでユーザーがクリックした際に任意のWEBサイトに遷移させる。

・リダイレクト

リンクの機能を用いてユーザーを自動的に遷移させること。リダイレクトの場合はユーザーがリンクをクリックしなくても強制的に遷移させられる。

・ディスクリプション

ディスクリプションは検索結果に表示されるWEBサイトの概要。ディスクリプションを入れておいた方がクリックされる回数が不役なるので、必ず入れておくこと。

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