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『時短ブランディング』のプロジェクトを始める前に、予め知っておいていただきたい内容をまとめています。
今回のテーマは「実施している施策をリストアップする」です。

現状実施している施策のリストアップとその重要性とは

「世の中に対する活動を何も行なっていない会社は存在しない」。

これは、どんなに小さな会社でも何らかの形でブランディングやマーケティングの施策を行っているという事実を指しています。それが、営業活動であったり広告活動であったり、SNSでの情報発信であったり、地元のイベントへの参加であったりと活動の形は様々です。

しかし、どのような活動であれ、これらの施策がどれだけの効果をもたらしたのかを明確に把握している会社は少ないのが現状です。これは、そもそも施策の効果測定が難しい、突発的な取り組みだった、または効果測定を行うリソースがない、というのが主な理由です。

果たしてそれで良いのでしょうか。
答えはNoです。自社が行なっている活動が消費者にどういう影響を与えているのかを知らないまま、継続的な何らかの活動を続けても効率的ではありません。効果にある施策をやめてしまったり、効果のない施策を続けてしまったり。何の判断基準も持たずに、その時の感覚的なものは鶴の一声で活動を行うのは危険です。効果が上がっているから強化して継続しよう、効果が落ちてきているからこの予算を他の施策に回そう、など客観的な判断基準を持ち、すべての企業活動が効率的に行われるようにするべきです。

そのための施策のリストアップです。
実施している施策を俯瞰して把握し、それぞれの施策の関連性を理解しておくことで、企業活動が最適化されていきます。

施策のリストアップが「ヒトの認識」解明の鍵となる

リストアップして改めて自社がどんな活動をしているのかを把握することの意味を説明します。

一般的なブランディング活動においては、例えば自社の活動の一貫性を分析したりするのに活用できます。「A施策では●●●と表現しているのに、B施策では▲▲▲と表現している」と言うことがわかれば、表現の修正やどちらかの施策をやめるという判断ができます。あくまでも自社が中心です。

一方で、『時短ブランディング』の観点では、その先の影響まで突き詰めるようなイメージになります。実施したA施策・B施策によってどんな影響を消費者に与えることができたのか、どんな印象を持ってもらうことができたのか。自社の活動が消費者にどんな影響があったのかをリストを基に深掘りしていきます。もちろん、一貫性がどうなっているかなども把握していきますが、深掘る起点は「消費者にとってどうだったのか」です。

仮にA施策とB施策で言ってることが違った場合でも、違うから統一しようと考える前に、違うことを伝えてしまった結果消費者にはどんな影響が出たのかを追求していきます。つまり、違ったことを伝えることによって消費者がどんな認識を持ったのかを知ることがとても重要だと言うことです。そのきっかけを作るためにも、抜け漏れのない正確なリストアップを心がける必要があります。

抜け漏れのないリストはアイデアの宝庫?

抜け漏れのないリストを基に複合的な分析をすることができれば、これまで見落としていた可能性のある新たな施策のアイデアを見つけ出し、仮説を立てることも可能になります。

リストアップすることは、これまでの施策の採点をして良くない点数を叩き出した施策の担当者を見つけることではありません。むしろ、そんなことをしても意味がありません。行なった施策が消費者にとってどうだったのかを議論し突き詰めていくことに意味があります。どんな態度変容を起こすことができたのか、どんな気持ちになってもらえたのか、全ては『ヒトの認識』を解明するために必要なことです。

『時短ブランディング』のアプローチで『ヒトの認識』に迫るサポートを行います。

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