トップページ > 見え方を変えるブランディングではないことを理解する

「ブランディング」と聞いて何を思い浮かべますか?

  • 企業のイメージづくり
  • キレイなデザインに作り変えること
  • ミッションやビジョン、キャッチコピーを作ること

曖昧な言葉なので、人によってその意味や捉え方が異なっていると思います。
答えはどれも△といったところでしょうか。
理由としては、何かを作る行為はブランディングの過程の中に含まれている作業だからです。また、「それだけでは足りない」とも言えます。

ブランディングは「Brand+ing」です。「Brand」とは?

「ブランディング=Branding」を分解すると「Brand+ing」です。
前述のような何かを作る行為は「Brand」の部分に該当すると考えます。

例えば、イメージづくりのために、企業ミッションや気の利いたキャッチコピーを作り、ロゴやホームページのデザインを刷新する。
これだけで何か変わるでしょうか?答えはNoです。少し厳しい言い方をするならば、「Brand」部分だけでは表面的な「見え方」を変える行為に過ぎません。「見え方」が変わるだけで効果を得られると思うなら、ロゴやキャッチコピーを毎日変えれば良いことになりますよね。(※大変なのでオススメしませんが。)

「Brand」は目に見えないってほんとなの?

ではなぜ、「見え方」を変えるだけでは変わらないのか。それは、本来「Brand」は目に見えるモノではなく、消費者の認識によって作られるモノだからです。
弊社の経験上、このことがすっぽり抜けてしまっているブランディング担当者が多いです。もちろん、一生懸命努力して「Brand」を作っていることは理解していますし、熱意のない担当者からご連絡を頂いたこともありません。

ですが、「Brand」は目に見えないモノであるということを今一度念頭に置くべきと考えます。

企業側がどれだけコストをかけて「Brand」の露出を増やしたとしても、消費者はそれをそのまま完璧に覚えてくれるでしょうか?ご自身に置き換えて少し考えてみてください。
多くの方が部分的に覚えている程度だと思います。つまり、部分的に覚えている所以外は、消費者自身が知っていることを基に無意識に補完して「Brand」を作り上げているということです。

これが、「Brand」は目に見えるモノではなく消費者の認識によって作られるモノと言える理由です。

「Brand」を激変させる「ing」が持つ重要な役割とは

消費者の認識によって作られる「Brand」は、補完される割合によってその捉えられ方に違いが出てきます。補完される割合が高ければ高いほど、企業が意図しない「Brand」になってしまいます。企業からすれば同じ商品・サービスであるはずなのに、人によってバラバラな印象を持たれるのは、企業にとっては良くないことですよね。

ではどうすれば、企業にとっての「Brand」と消費者にとっての「Brand」が同じモノになるのでしょうか。その答えは「ing」に隠されています。冒頭でも書いた通り、ブランディングは「Brand+ing」です。企業が努力して作り上げた「Brand」を伝えていく行為が「ing」です。
つまり、伝え方一つで消費者が無意識に補完する割合を減らすことができるということであり、それこそが「ing」が持つ重要な役割です。

ではどのように伝えれば消費者が無意識に補完する割合を減らすことができるのか。その答えは「ヒトが持つ認識」にあります。
具体的には「ターゲットがあなたの企業・商品・サービスについてどんな認識を持っているのかを予め知ること」です。やみくもに伝えるのではなく、ターゲットの認識が間違っていたら認識を変える、正しい認識を持っていたらその認識を強化する、認識そのものを持ち合わせていなければ新たな認識として提供する。ターゲットとなる消費者の状況に応じて戦略的に伝え方を変える工夫が必要です。

結論:『伝え方』攻略の極意は、ヒトの認識の攻略から!

Cobra運営元の株式会社ベレネッツが提唱する『時短ブランディング』は、ヒトの持つ認識に着目してアプローチを行うブランディングです。
このアプローチでは、ターゲットの認識を見極め、消費者が無意識に補完する要因に迫り、弊社独自のメソッドとフレームワークを活用して戦略的に『伝え方』を構築することが可能です。

プロジェクト初期でヒトの持つ認識の把握ができれば、「Brand」と「ing」の両方の領域において有効的に活用できます。ぜひ『時短ブランディング』に取り組みましょう。

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