ヒトが持つ認識に着目する時短ブランディングでは、以下が標準的な進め方になります。
プロジェクト全体を4つのSTEPに区分し整理をしています。
STEP1:現状の把握
STEP2:戦略の策定
STEP3:戦略の実行
STEP4:PDCA活動
区分だけを一見すると、一般的なブランディングの取り組みと何ら変わりがないように見えますが、各STEPにおいては時短ブランディング独自のメソッドが存在します。
(※独自メソッドの方法論は実際に行うプロジェクトの中でご提供させていただくものなので一般公開はしません)
ここではSTEP2の「戦略の策定」について実施内容を解説します。
※まだSTEP1を読んでいない方はこちらからどうぞ
STEP2でポイントになるのは、STEP1で抽出された成果物を軸として戦略の策定を行うことです。
- 企業が今やっていること
- 企業が持つ商品・サービスの特徴
- 『自社の商品・サービスにとって重要になる消費者が持つ認識』
の3つの視点を俯瞰した上で、統合的に観点から「認識をどのように扱うか」の方針を決めることで時短ブランディングの基礎を固めます。
そして、「認識の扱い方」別に独自の分類手法を駆使することで、短期的に対応可能な認識と超的に対応すべき認識に振り分け、それぞれに最適な戦略・戦術を策定します。
STEP2は以下の3つのタスクで構成されています。
戦略・戦術はトレンドの手法を取り入れたり、その時の思いつきで策定するのではなく、得られた結果を積み上げていくことが重要です。時短ブランディングでは『ヒトの認識』が軸となります。その認識を“どのように変えるのか”を戦略・戦術の中心に落とし込みため1、2、3の段階を経て策定していきます。
2−1:認識を変えるための方針策定
STEP1から得られた結果を俯瞰した上で、「認識の扱い方」について統合的な観点を持って方針を決めていきます。
大きな枠組みとしては、「認識を変える」「認識を維持する」「認識を強化する」があり、そこに結びつける独自の方法論をもって方針が策定できます。また、「いずれの認識も持っていない」状態であることが判明すれば、「全く新しいモノとして認識してもらう」ということもあり得ます。
この段階での見極めがあることで戦略や戦術がトレンドに流されたり、思いつきの表層的な企画になることのない、一貫性のある戦略づくりが可能になります。
2−2:認識を変えるために必要な提供価値の見える化
2−1で方針が固まれば、それに則した「提供価値」の見える化を行います。
「提供価値」とは〜〜〜
「提供価値」の根拠となるのは「特徴」です。STEP1でリスト化したものです。「特徴」の主語は「この商品は〜/このサービスは〜」といったように企業主体です。なので、主体を『ターゲット』に切り替える作業が必要になります。ここでは基本的には計5回ほどのワークショップ形式で切り替え作業を実施します。「回天手法」「マグニチュード評価」などの独自メソッドを駆使して見える化を行います。
※具体的な課題・目的に応じて実施するワークショップの回数が決まります
※全てのワークが完了すれば提供価値の優先順位が決定しています
※ワークショップ完了後には独自メソッドの雛形となるシートをご提供します
2−3:戦略・戦術の策定(短期・中長期)
STEP1の成果物を含めて提供価値の見える化までのタスクが完了していれば、あとはそれらを時間軸で分類して戦略に落とし込んでいきます。ブランディング戦略の基本となる長期的な戦略をベースとして、短期的に実行可能かつ成果を出せる戦略・戦術を組み込んでいきます。
成果物
- 認識転換の方針シート(PowerPoint形式)
- 提供価値の可視化シート(Excel形式) ※独自
- プロジェクト戦略まとめレポート(PowerPoint形式)
- 独自メソッド雛形シート(PDF形式)
etc.
※基本的にはデータ納品となります。
※実施内容によりデータ形式は異なります。
※実施内容により成果物は異なります。
※実施内容についてはプロジェクトご提案時の企画書に記載します。