「経営戦略としてのブランディング・ブランド構築」の3回目です。
経営戦略とブランド戦略は寄り添うもの、という説明をいたしました。それでは経営戦略がない！という会社の場合どうすればよいのでしょう？
弊社のクライアントでも売上数百億以上の会社もあれば、数億の会社もあります。数億の会社の中には社長及び経営陣の「嗅覚・勘」で事業を拡大させてきた、という会社もあり、そのような会社では「経営計画はいままで作ってこなかったです」と言われることもあります。
経営計画や事業計画なしにブランド戦略を構築することができませんので、非常に困るところなのですが、いえいえ、実は経営計画がない会社などないのです。暗黙知として社長の頭の中にBS、PLが存在し、勘定科目の販管費、売上、仕入、仕掛かりなどがアバウトな数値として頭に入っており、最終的に利益が出るように感覚的に計算できるようになってきているのです。
経営計画・事業計画は頭の中に
数億程度の売上であればこれでも乗り切れるでしょう。今の状態を打破し、さらに拡大、安定させるのであれば、確実に必要なものは、計画通りに進行していく力とブランド構築の戦略です。
弊社ではブランド構築に入るときには必ず経営計画や事業計画をクリアにし、なければ一緒に目に見える形にしていきます。表裏一体揃うことによって初めてブランド戦略で戦う準備が整うのです。
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CI作っても企業は強くなりません。広告に頼っても企業は強くなりません。
本当のブランド構築は、事業計画・経営計画と共に進んで行くのです。