「自社が保険会社になる」という、新しいブランド価値の創造
「保険会社を作る」。このフレーズを聞いてピンとこない人、作れるわけないでしょ、と疑心暗鬼の人、莫大な資金が必要では?と思う人、色々あると思います。
実はあなたの会社が「新規事業を考えているくらいの投資資金で」保険会社が作れるのです。言っておきますが、巷にあふれている「保険代理店」ではありません。「保険会社」です。新社名を「******保険株式会社」と名乗れる保険会社のことです。
種明かしをしましょう。それが「少額短期保険会社」なのです。
既存顧客5000人以上を持つ企業にとって、少額短期保険会社の設立は、最も勝ち筋が見えている新規事業の一つです。なぜなら、「保険代理店」ではなく「保険会社を持つ企業」というブランドポジションを獲得でき、既存顧客基盤を活かした確実な収益モデルが構築できるからです。
-
少額短期保険会社は、参入障壁が驚くほど低い
少額短期保険(通称:ミニ保険)は、2006年の保険業法改正により誕生した比較的新しい保険制度です。総合保険会社と比較すると、その参入ハードルの違いは歴然としています。
資本金要件の比較:
- 総合保険会社:10億円以上
- 少額短期保険会社:1000万円以上
取扱可能な保険の範囲:
- 保険期間:原則1年以内(損害保険は2年以内)
- 保険金額上限:死亡保険1000万円、医療保険80万円、損害保険1000万円
この制度設計により、ニッチな保険商品の開発・提供が可能となり、大手保険会社が手を出さない特定領域で独自のポジションを築けます。AIを使ってどんどん商品を企画することもできますね。
-
他の新規事業と比べて、なぜ勝ち筋が見えているのか
新規事業の多くは「顧客獲得」という最大の壁にぶつかります。しかし、既存顧客5000人という資産があれば、話は全く違います。普段あなたの会社の事業でそれくらいの顧客数と毎年関わっていませんか?
一般的な新規事業の課題:
- 顧客獲得コスト(CAC)の高騰
- プロダクトマーケットフィット(PMF)の不確実性
- 競合との差別化の困難さ
保険会社設立の優位性:
- 既存顧客への保険商品のクロスセル(転換率10%でも500件の契約)
- 顧客データを活かしたニーズに合致した商品開発
- 「保険会社を持つ企業」という独自のブランドポジション
-
「保険会社を持つ」というブランド価値
これは単なる事業多角化ではありません。「自社で保険会社を運営している」という事実は、企業ブランドに以下の価値をもたらします:
- 信頼性の向上 - 金融庁の認可を受けた保険会社という社会的信用
- 専門性の証明 - 顧客のリスクを深く理解し、保護する能力の証
- 差別化要素 - 競合他社にはない独自のサービス提供能力
ニッチ保険の具体例
実際に、様々な業界で少額短期保険会社が設立され、成功を収めています:
ニッチ保険の成功事例:
- ペット保険 - ペットショップやペット関連企業が設立
- スマホ保険 - 携帯ショップや通信関連企業が参入
- レンタル品保険 - レンタル事業者が独自の保険を開発
- 孤独死保険 - 不動産管理会社が入居者向けに提供
- 自転車保険 - 自転車販売店が購入者向けに展開
- 熱中症保険 – 夏の暑い3ヶ月間だけ保証するもの
これらはすべて、既存の顧客基盤と事業領域の深い理解を活かして、大手保険会社が手を出さないニッチな領域で成功している例です。
ベレネッツの「惹き寄せるブランディング」との融合
ここで重要なのは、保険商品そのものではなく、「なぜ貴社の保険を選ぶのか」という理由づくりです。ベレネッツの非広告型マーケティングとT.R.U.S.T.理論を活用すれば:
禁断のブランディングアプローチ:
隠れた価値の発見と再定義により、「ただの保険」を「顧客が必然的に選ぶ保険」へと昇華させます。
例えば:
- 建設業なら「現場を知り尽くした会社だけが作れる、本当に使える労災補償」
- IT企業なら「サイバーリスクの実態を知る企業が提供する、実効性のあるサイバー保険」
- 小売業なら「お客様の生活を守り続けてきた企業による、生活密着型の保険」
時短ブランディングアプローチ:
顧客のbelief(思い込み)を変えることで、短期間で市場浸透を実現します。
「保険は大手から買うもの」→「業界を深く理解している企業の保険こそ安心」 「保険は複雑でわかりにくい」→「自社サービスと一体化したシンプルな保障」 「保険は高い」→「必要な保障だけに特化した適正価格」
顧客基盤×ブランディング×専門支援の三位一体が生む、新規事業の必勝法
既存顧客5000人以上を持つ企業にとって、少額短期保険会社の設立は、確実性の高い新規事業戦略です。参入障壁の低さ、既存顧客基盤の活用、「保険会社を持つ」というブランド価値、そしてニッチ領域での差別化。これらの要素に、ベレネッツの「惹き寄せるブランディング」を組み合わせることで、単なる保険事業ではなく、顧客が自然に選択する必然性のあるサービスとして市場に浸透させることができます。
さらに、ベレネッツの顧客企業には、少額短期保険会社の設立支援において日本トップクラスの実績を持つ専門会社も存在します。つまり、「惹き寄せるブランディング」による差別化戦略と、保険会社設立の実務ノウハウの両輪が揃う、まさに鉄壁の支援体制が整っているのです。
多くの新規事業が「顧客獲得の壁」に苦しむ中、既にある5000人の顧客という資産を最大限に活かし、金融庁認可の保険会社というブランド価値を獲得する。これは、リスクを最小化しながら、確実な成長を実現できる、まさに「勝ち筋の見える新規事業」なのです。
気になる経営者の方は今すぐ問い合わせをどうぞ。