世の中、こんなものが商標登録されて
いるの?という商標や、意外な背景を
もつ商標があります。
今回は3つご紹介します。雑談のネタ
にどうぞ。
面白商標その1:「1・2・3・ダァーッ」
いわずとしれた、アントニオ猪木氏の代名詞
となっている言葉ですが、これは商標として
登録されているのです。
とはいっても、叫び(音)としてではあり
ません 笑
だから、
いくらでも「1・2・3・ダァーッ」と
叫んで大丈夫です。
訴えられることはありません。
ただ、
この言葉を使って、例えば、お店の名前
にして看板を出したりすると訴えられる
可能性がでてきます。
面白商標その2:iPhone
えっ、なにがおもしろいの?と思われた
方もいらっしゃるかもしれませんが、
これ、日本ではアップル社の商標では
ないのです。
どこの商標かというと、インターホン
メーカーのアイホン株式会社の商標
なのです。
アイホン株式会社はあまり知られて
いませんが、一部上場企業です。
名古屋に本社があります。
だから、
アップルの「iPhone」は、アイホンから
ライセンスを受けて使用しているのです。
ということで、
例えばアップルのサイトのiPhoneのページ
(https://www.apple.com/jp/iphone/)
をスクロールして一番下までいくと、
小さな文字で
iPhoneの商標は、アイホン株式会社の
ライセンスにもとづき使用されています。
と書いてあるのを発見するはずです。
面白商標その3:「ファイトー、イッパーツ」
「ファイトー、イッパーツ」は大正製薬の
リポビタンDのCMの中で音声として
流れていますが、これが音商標として
登録されています。
2014年に商標法が改正されて、
文字や図形に加えて、音や動き、位置、
ホログラム、色彩に関しても商標登録
が可能になったのを受けて申請、登録
されたのです。
面白いのは、解説というか説明の部分
です。
「ファイトー、イッパーツ」の場合は、
こんな文章があります。
本商標は、「ファイトー」と聞こえた
後に、「イッパーツ」と聞こえる構成
になっており、全体で約5秒の長さで
ある。
たしかに、説明するとこうなりますね。
でもなんだか笑っちゃいます。
他にも
伊藤園の「おーいお茶」や
サンヨー食品の「サッポロいちばん」
などが音商標として登録されています。
今日はここまでにします。