トップページ > 時短ブランディングと一般的なブランディングの違い

一般的なブランディングの定義と特徴

ネット検索や今話題の生成AIで一般的なブランディングの意味や定義を調べてみると以下のとおりです。

  1. 企業などが自社製品や自社のブランドを形成するために行う様々なコミュニケーション活動
  2. 独自のブランドを作り、これに対する信頼や共感を通じて自社の価値向上や他社との差別化などを目指すマーケティング戦略の一つ
  3. 商品やサービスのブランドを確立するための企業活動
  4. 製品、サービス、企業、または個人に関する独自のアイデンティティやイメージを構築、伝達、管理する戦略的なプロセスです

また、一般的なブランディング活動の特徴として、成果が出るまでに時間とコストがかかることがよく言われています。それは定義を見てもお分かりいただけると思います。“ブランドの形成”や“信頼・共感の得る”ということは時間がかかりますよね。さらに、ブランディング活動を推進するための労力もかかります。活動の根幹となるブランドの核を創造する、ブランドの核を起点に活動の指針や戦略を策定する、実行する、改善する、など活動自体も長期戦となります。

これは定義や特徴から言えることだけではありません。
これまで700社ほどのブランディング業務に携わってきた弊社の実感としても、一般的なブランディングフローでは間違いなく時間がかかります。時間がかかる弊害として、途中でプロジェクトメンバーが離脱したり入れ替わったりすることもあるので、そのタイミングでプロジェクトが最初に立ち戻ったり、最悪の場合はプロジェクトが頓挫することもあります。

なぜ、時間・コスト・労力がかかるブランディングに取り組むのか?

ではなぜ、長期的な取り組みになるのがわかっていて、尚且つ成果がすぐには出ないとわかっているブランディングに取り組むのでしょうか。
短期で成果の出やすいマーケティング活動(※広告や販促)をやった方が良いのではと疑問を持ちながら、会社上層部からの指示で取り組んでいる方もいるかもしれません。

この疑問を解消するには「世の中の変化」と「企業活動の表面化」を理解する必要があります。簡単に言うと、「情報やモノが溢れかえり、流行り廃りの速度が増す中で、商品・サービスを伝える企業活動が“映える・バズる”ための表面的なものになっている」と言うことです。

このような一過性の企業活動では活動の成果は安定しません。次々とアイデアを出し、商品・サービスという形に落とし込んで、また一から企業活動を始める。常にフルスロットルの状態では疲弊するのは目に見えています。商品・サービスの質や従業員のモチベーションが下がる状況が発生します。また、流行りモノは簡単に模倣されてしまいます。似たようなモノで良い人にとっては安い方のモノで良いのです。

そうならないための方法論がブランディングということです。
商品・サービスそのものではなく、それらが生み出された背景や理由・企業の信念・社会性や環境への配慮など、その本質に価値を感じてもらい、ファンになってもらうための活動です。そのためのコンセプトであり、ロゴであり、パッケージなどのデザインです。つまり、本質を追求してホンモノであると認識してもらうための基盤作りをするために各社ブランディングに取り組むのです。

しかし、冒頭に書いたように、基盤作りに時間がかかるのは事実であり、それこそがブランディング活動の課題でもあります。
その課題を解消するために生まれたのが『時短ブランディング』なのです。

時短ブランディングは“ここ”が違う!

時短ブランディングの定義と特徴の詳細はこちらをご一読ください。
おさらいとして簡単にまとめると、以下のとおりです。

・ヒトの持つ認識に着目している
・ターゲットの認識を“変化”させることを重視している
・時短=成果が出るまでの期間を短縮すること、手抜きや簡易化ではない
・時短を実現するために独自メソッドや可視化ツールを駆使する

ブランディング活動である以上、『時短ブランディング』も基本的には長期的な取り組みですが、ブランドの基盤づくりと並行して短期的に成果が見込める活動を織り交ぜます。ターゲットの認識を抽出して分類すれば短期的に取り組むべき項目が見えてきますし、可視化ツールを活用すれば機会損失が発生している箇所も明らかになります。その辺りを解消していく活動もブランディング活動に落とし込むことによって時短でブランディングを実現します。

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