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ブランディングで集客できるのか?効果とスピードは?

企業で取り組んでいる集客方法と思いつかない集客法

あなたがすでに様々な集客方法に取り組んでいるはずです。
この中の大部分に取り組み済み、という企業も多いでしょう。

企業が行う一般的な販促の方法には、以下のようなものがあります。

  1. 広告:テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット、屋外広告など、様々なメディアを通じて製品やサービスの情報を発信している。
    ネットを除いたこのほとんどが、いわゆる「昔の集客メディア」というものです。
  2. セール・割引:期間限定の値下げや、まとめ買いによる割引など、価格面でのインセンティブを提供している。
    店舗の中ではこの時しか集客できないというところもありますね。
  3. クーポン・ポイント:商品購入時にクーポンを配布したり、ポイント制度を導入したりすることで、リピート購入を促進している。
    特に昨今ではアナログより、モバイルクーポンの方が多いです。
  4. サンプリング:無料サンプルを配布することで、製品の認知度を高め、試用を促します。
    ネット通販ではデフォルトの集客法です。
  5. イベント・キャンペーン:期間限定のキャンペーンや、製品体験イベントなどを開催し、顧客とのエンゲージメントを高めます。
    展示会集客はコロナ後蘇ってきました。ただし、出展料を考えると効果が見えないところも多いのではないでしょうか?
  6. スポンサーシップ・タイアップ:スポーツチームやイベントのスポンサーになったり、映画や番組とタイアップしたりすることで、ブランドの認知度を高めます。
    大手企業や有名企業が好きな集客法です。特に社長が大好きです(笑)
  7. POP・店頭販促:店頭での販促物(ポスター、のぼり、陳列など)を工夫することで、購買意欲を高めます。
    店頭回りの施策は昔からあるものですが、探している人にとっては目につきやすい集客法です。
  8. ダイレクトメール・メルマガ・LINE:顧客データベースを活用し、個々の顧客に合わせた情報を提供します。
    現代はこれです。メルマガやLINEのメッセージでしばらくの間「暖め」、その後集客を促すという形です。
  9. SNSマーケティング:SNSを活用して、製品情報を発信したり、顧客とのコミュニケーションを図ったりします。
    こちらも現代のやり方です。BtoCばかりではなく、今やSNSはBtoBでも有効になっています。
  10. インフルエンサーマーケティング:影響力のある人物を起用し、製品やサービスの魅力を伝えてもらいます。
    顧客は目が肥えています。つまり売り込みの言葉は一切入ってこないのです。そこで、カメラメーカーやガジェット系はYouTubeで登録者数が多いインフルエンサーに先に商品を渡し動画で取り上げてもらうようなことをやってます。

多くの企業では、これらの集客方法を組み合わせ、ターゲットとする顧客層や製品・サービスの特性に合わせて効果的に活用していると思います。

ただ、ここで忘れ去られている、思いつきもしない集客の方法があります。

それがブランディングです。

「ブランディングは長期的な取り組みで、すぐに効果が出るものではない」。こう考えている方は多いのではないでしょうか?

確かに、ブランディングは一朝一夕で成果が出るものではありません。

(弊社の場合、効果を実感するまでの期間が短くなる時短ブランディング、というメニューはありますが)

しかし、弊社ベレネッツは、企業に対してブランディング支援を専門にしているの立場から言わせていただくと、ブランディングは単なる認知向上やイメージ浸透だけでなく、強力な集客ツールにもなり得るのです。

もう一度言います。

「普通の集客ツール」ではなく、「強力」、いや「超強力な集客ツール」がブランディングなのです。

あなた自身とそのライバル企業も含めて、多くの企業が販促活動や営業活動に注力する中で、ブランディングによる集客は見落とされがちな戦略です。しかし、ブランディングで築き上げた強固な信頼と絆は、顧客を自然と惹きつける磁石のような力を持っています。

これがベレネッツが常々入っている「惹き寄せる」力です。

あなたが追わなくてもいい、仕掛けなくてもいい。

向こうから近寄ってくれるのですら、なんて楽なのでしょうか。

ターゲット顧客の心に深く響くブランドストーリーや、差別化された独自の価値提案(響くベネフィットと言います)は、ライバル企業とは一線を画す存在感を放ち、顧客から選ばれる対象である存在感を揺るぎないものにします。

ブランディングで集客するということは、単なる一時的な売上増加を目指すのではなく、長期的な視点に立って顧客との関係性を構築することです。共感を呼ぶブランドメッセージを一貫して発信し、顧客の潜在的ニーズに寄り添いながら、ブランドを通じて価値を提供し続けること。そうすることで、顧客はブランドに対する信頼と愛着を深め、自然と集客につながっていくのです。

私たちベレネッツは、数多くのブランディングプロジェクトを通じて、ブランディングの力で集客に成功した事例を目の当たりにしてきました。ターゲット顧客の心を掴む独自の価値提案で顧客を引き付けたブランド、ストーリーテリングで共感を呼び集客に成功したブランド、一貫したブランド体験で顧客を惹きつけたブランド。これらの成功事例は、ブランディングが持つ集客力の高さを物語っています。

東証プライムに上場している企業でも、全部が全部集客に成功しているわけではありません。日本の経済の中心地、東京に存在している企業が全部地方の企業より成功しているわけではありません。

ストーリー、ブランド体験などは「ネタ」です。この「ネタ」さえあれば数値上の企業の劣勢はひっくり返すことができるのです。

もしあなたが、販促や営業とは異なる角度から集客を考えているなら、ブランディングによるアプローチは必ず検討する価値があるでしょう。顧客の心に火をつけ、ライバル企業には真似のできない強力な集客力を手に入れるために、ベレネッツのブランディング担当者との無料相談から始めてみませんか?ベレネッツは、あなたのブランドが持つ可能性を最大限に引き出し、集客力を高めるお手伝いをさせていただきます。「ブランディングで集客」する、その強力な武器を手に入れませんか?

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ブランディングと集客の関係

ここまで読んだ人は、ブランディングで集客はできる!と思いを強くしているかもしれません。

ここからブランディングと集客の関係について、もう少し掘り下げてみましょう。

強力なブランドが持つ吸引力は、集客と密接に関連しています。ブランドが顧客の心に深く刻まれ、信頼と愛着を獲得することで、自然と顧客がブランドに惹きつけられる磁力が生まれるのです。デジタルマーケティング的に言えば「エンゲージメントが高まる」ということです。

ブランドの持つ吸引力は、顧客の意識の中でブランドが特別な存在になることから生まれます。差別化された価値提案や、共感を呼ぶストーリー、一貫したブランド体験などを通じて、顧客はブランドに対する強い信頼感と親近感を抱くようになります。そして、その感情的な結びつきが、顧客をブランドに引き寄せる原動力となるのです。

これはBtoC企業の製品・サービスばかりでなく、BtoB企業にも当てはまります。

弊社株式会社ベレネッツは1983年創業の比較的古い会社でありながら、無名です。

でもブランディングで700社以上の支援実績があるのです。

これは、顧客から声がけされて実際の契約をしたものがほぼ100%で、「顧客をブランドに引き寄せている」ことを身をもって実践しているのです。

強力なブランドが顧客を引き付ける仕組みを、もう少し具体的に見てみましょう。まず、ブランドは顧客の潜在的なニーズや価値観に響く独自の価値(ベネフィット)を提供します。

これをベレネッツでは、「提供価値」と言います。

これにより、顧客はブランドに対する強い共感を覚え、自分自身とブランドを重ね合わせるようになります。特に顧客が悩みや問題を抱えている時に、あなたの会社が解決してくれると気づいた瞬間により強い共感を覚えます。

また、ブランドからの一貫したメッセージやコミュニケーションは、顧客との信頼関係を強化し、ブランドへの愛着を深めます。

そして、顧客がブランドに対して抱く信頼と愛着は、ロイヤルティへと昇華します。ブランドを信頼し、愛着を感じている顧客は、自然とそのブランドを選択し、リピート購入へとつながります。さらに、満足した顧客は口コミで積極的にブランドを推奨し、新たな顧客の獲得にも貢献します。

BtoBの場合は、一旦顧客が「吸着」すると簡単にはライバルにスイッチしない、強力なロイヤリティに変化することも多いです。

このように、強力なブランドは顧客との感情的な絆を築くことで、強い吸引力を生み出し、集客につなげているのです。ブランドへの信頼と愛着が、顧客をブランドに引き寄せ、ロイヤルティを育むことで、安定的かつ継続的な集客を実現できるのです。

ブランディングによる集客は、一過性の施策ではなく、長期的な視点に立った顧客との関係構築によって成り立っています。顧客の心に響くブランドを築き上げることが、集客力を高め、競合他社には真似のできない強力な集客エンジンを手に入れることにつながるのです。

集客につながるブランディングの要素

では、集客につながるブランディングの要素について、具体的に見ていきましょう。ブランディングで集客力を高めるためには、いくつかの重要な要素が欠かせません。

この要素を見つけるためにベレネッツでは独自の理論を持っています(T.R.U.S.T.理論)

このT.R.U.S.T.を通して顧客企業をフィルタリングし、どのような要素が強いか、弱いか、足りないかを判断し、ブランド再構築の根拠とします。

さて、一般的な話に戻ります。

まず、明確なブランドコンセプトと価値提案が必要です。ブランドが何を表現し、顧客にどのような価値を提供するのかを明確に定義することが重要です。ブランドコンセプトは、ターゲット顧客の心に響き、競合他社との差別化を図るものでなければなりません。そして、そのコンセプトに基づいた魅力的な価値提案が、顧客を引き付ける原動力となります。

次に、顧客共感を呼ぶブランドストーリーも欠かせません。ブランドの背景にある物語や、ブランドが大切にしている価値観を伝えることで、顧客の感情に訴え かけ、共感を呼び起こすことができます。ブランドストーリーは、顧客とブランドの間に情緒的な絆を生み出し、ブランドへの愛着を深めるための重要な要素です。

特にまだあなたの会社に対し、何も印象付けされていないような顧客の場合、ストーリーテリングが最初の興味喚起では非常に重要です。

ストーリーは全く意識がない層でも「情緒を動かす」からです。

あなたも誰かがしてくれた話で覚えているのは「ストーリー」ではないでしょうか?

また、差別化された独自の価値と個性も、集客につながるブランディングには欠かせません。他のブランドにはない独自の強みや個性を打ち出すことで、顧客の記憶に残り、選ばれるブランドになることができます。差別化された価値は、顧客に「このブランドでなければ」という思いを抱かせ、ブランドへの信頼とロイヤルティを高めます。

そして、一貫したブランド体験も重要です。ブランドとの接点において、顧客が一貫した体験を得られるようにすることが大切です。ブランドからのメッセージ、ビジュアルデザイン、顧客サービスなど、あらゆる面で統一感のある体験を提供することで、ブランドへの信頼感を醸成し、リピート購入や口コミ推奨につなげることができます。

どのような企業でも一般的には50以上の顧客接点があります。

ベレネッツの場合、顧客接点を洗い出すシートがあり、顧客とのワークショップで徹底的に接点を洗い出すのですが、平均的には50〜70は「最低でも」顧客接点は見つかります。

これらの要素を備えたブランディングは、強力な集客力を生み出します。明確なコンセプトと価値提案で顧客を引き付け、共感を呼ぶストーリーで感情的な絆を築き、差別化された価値で選ばれるブランドになる。そして、一貫したブランド体験で信頼とロイヤルティを高める。これらが相乗効果を生み出し、ブランドの集客力を飛躍的に高めるのです。 集客力の高いブランドを構築するためには、これらの要素を意識的に組み込んだブランディング戦略が不可欠です。ブランディングの専門家と協力して、自社ブランドの強みを最大限に引き出し、顧客の心を掴む魅力的なブランドを築き上げることが、集客力を高める近道となるでしょう。

ブランディングで集客するためのステップ

集客につながるブランディングの要素を理解したところで、実際にブランディングで集客するためのステップについて見ていきましょう。

まず第一に、ターゲット顧客の深い理解と共感の獲得が重要です。ターゲット顧客のニーズ、価値観、ライフスタイルなどを徹底的に調査・分析し、共感できるインサイトを見出すことが求められます。近年は、ビッグデータやAIを活用することで、より精度の高い顧客理解が可能になっています。例えば、AIを用いた自然言語処理により、ソーシャルメディア上の顧客の声を分析し、潜在的なニーズや感情を把握するなどの手法が注目されています。

ベレネッツでも今やブランディング、デジタルマーケティングの分野においてAIは必須で、ChatGPT、Claude、Gemini、CoPilot、Perplexityなどを使い分けています。

話は今回のアジェンダとは異なりますが、膨大なオリジナルのプロンプトも存在しています。(検索エンジン対策のAIプロンプト、ライバル企業評価のAIプロンプト、自社WEBサイトの監査用のAIプロンプトなど)

次に、顧客の潜在的ニーズと価値観に響くブランド構築を進めます。得られた顧客インサイトを基に、顧客の心に刺さるブランドコンセプトやバリュープロポジションを設計します。AIを活用したデザイン生成や、A/Bテストによるコンセプト評価なども、効果的なブランド構築に役立ちます。例えば、AIによるロゴやデザイン生成ツールを用いて、複数のブランドデザイン案を素早く作成・検証し、顧客の好みに合ったデザインを選定するなどの応用が考えられます。

続いて、ブランドメッセージの効果的な発信と浸透を図ります。ターゲット顧客に適したチャネルを選択し、一貫性のあるブランドメッセージを発信します。AIを活用した配信最適化や、動的コンテンツ生成などにより、パーソナライズされた 顧客コミュニケーションが可能になります。例えば、AIが顧客の属性や行動履歴を分析し、最適なメッセージや配信タイミングを自動的に判断・実行するなど、効果的なブランドメッセージ配信に役立てることができるでしょう。

最後に、ブランドを体現する顧客体験の設計と提供が重要です。ブランドコンセプトに沿った、一貫性のある顧客体験を全てのタッチポイントで提供することが求められます。AIを活用した顧客体験のパーソナライゼーションや、チャットボットなどによる24時間365日の顧客サポートの実現など、顧客体験の向上に役立てることができます。例えば、AIが顧客の行動や嗜好を分析し、パーソナライズされたWebサイト表示や商品レコメンデーションを行うことで、より満足度の高い顧客体験を提供できます。

これらのステップを着実に実行することで、ブランディングによる集客力を高めることができるでしょう。特に、AIやビッグデータの活用は、顧客理解の深化、ブランド構築の効率化、顧客とのコミュニケーション最適化など、様々な面でブランディングを強化するための有効な手段となります。

AIを戦略的に取り入れながら、ブランディングの専門家との協業により、自社ブランドの集客力を飛躍的に高めていくことが、競争優位性を獲得する鍵になるでしょう。ブランディングで集客する次世代の手法を取り入れ、顧客の心を掴む魅力的なブランドを構築していくことが、ビジネス成功への近道となるはずです。

ブランディングで集客する場合の注意点とまとめ

ブランディングで集客するためのヒントを踏まえた上で、いくつかの注意点とまとめを述べておきたいと思います。

まず、ブランディングで集客するためには、長期的な視点が必要不可欠です。ブランディングは一朝一夕で成果が出るものではなく、一貫したブランド体験を積み重ねることで、徐々に顧客の信頼と愛着を獲得していくものだからです。AIを活用することで、ブランディングのプロセスを加速化することはできますが、根本的に長期的な取り組みであることを忘れてはなりません。

また、ブランドの真正性と顧客からの信頼も非常に重要です。ブランドが掲げる価値観や 約束は、実際の行動や製品・サービスに裏打ちされたものでなければなりません。AIを活用する際にも、倫理的な配慮を怠らず、顧客のプライバシーや利益を最優先に考える必要があります。顧客からの信頼を損なうようなブランド活動は、長期的には集客力を低下させる可能性が高いのです。

さらに、ブランディングと集客施策の相乗効果についても触れておきたいと思います。ブランディングは集客の土台となるものですが、実際の集客につなげるためには、適切なマーケティング施策との連携が欠かせません。ブランドの価値を体現したコンテンツマーケティングや、ブランドメッセージを反映したWebデザインなど、ブランディングと集客施策を戦略的に組み合わせることで、より大きな効果を生み出すことができるでしょう。

短期的にブランディングで集客を成功させたい場合は、ベレネッツの「時短ブランディング」をお勧めします。

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著者・文責 (Author / Responsible for the text)

平松誠一 (Seiichi Hiramatsu)

NTTドコモ出身。在籍時は一貫して広告宣伝・マーケティングに携わる。 1996年NTTドコモを退社。独立後の現在、企業ブランディング支援会社の株式会社ベレネッツの代表取締役。
ドコモ時代は、その潤沢な広告予算で業界TOPを突き進むことができると思っていたところ、はるかに広告投資額の少ないNCC(新たに参入してきた携帯電話、ポケットベル業者)にボロ負けし、その結果から「これからの時代、ブランドの支持を得るには押し込むようなPUSH的戦術やマス媒体での広告戦術は効果なし」との認識を持つ。
以降はこれらの手法を反面教師とし、「引き寄せる」+「再現性のある」ブランディング+マーケティング事業に25年間以上携わっている。
重要なことは、ブランディングはロゴを作ったり、イメージチェンジをすることではなく、ターゲット層に刺さる認識を構築することだと考える。

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