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ブランディングは顧客の行動喚起をする役目【ブランディング基礎】

動画でわかりやすく解説

ブランディングは、企業や製品が顧客の心にどのように映るかを決定する手法です。
これは、単に社名の変更やロゴデザインのリニューアル、新しい商品やサービスを市場に投入すること以上の意味を持ちます。(新商品・新サービスを市場に出すときに、プレスリリースだけで満足する経営者は多いですが)

ブランドは、顧客のそれまでの認識と経験によって形成されます。
例としてスターバックスを挙げると、彼らは単にドリンクや食べ物を提供するだけでなく、快適な空間、心地よい音楽、温かい接客を通じて、顧客に印象深い体験を提供しています。
このようなブランド体験は、商品やサービスを超えたものであり、顧客がどこの接点でブランドに接するかに関わらず、一貫した価値を感じ取ることができるようにする必要があります。
つまり、ブランディング上、非常に重要な「体験価値をあらゆる面で感じられる状態にすること」が最重要なのです。

こういったブランドの一貫性を保つためには、ブランドガイドラインを作成し、すべてのコミュニケーションでそれを遵守することが重要です。
これには、ロゴの使用方法、フォント、色彩、トーン&マナーだけでなく、コンテンツ自体や顧客体験にも細心の注意を払うことが含まれます。

ブランディングは絶え間ない改善を続けることであり、この努力は最終的に顧客の忠誠心を高め、長期的なビジネスの成功に繋がるのです。

著者・文責 (Author / Responsible for the text)

平松誠一 (Seiichi Hiramatsu)

NTTドコモ出身。在籍時は一貫して広告宣伝・マーケティングに携わる。 1996年NTTドコモを退社。独立後の現在は、株式会社ベレネッツの代表取締役。
ドコモ時代より、年間150億以上の広告費を運用する経験を持ったが、NCC(新たに参入してきた携帯電話、ポケットベル業者)にボロ負けし、その結果から「今の時代、PUSH的かつマス媒体での戦術は効果なし」との認識を持つ。
以降はこれらの手法を反面教師とし、「引き寄せる」+「再現性のある」ブランディング+マーケティング事業に25年間以上携わっている。
重要なことは、ブランディングはロゴを作ったり、イメージチェンジをすることではなく、ターゲット層に刺さる認識を構築することだと考える。

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