ビジネスの相互利益を高めるために、
様々なツールやサービスが展開されています。
AI分野については言うまでもなく、大きく実用化が進んでいる分野であり、
私たちの生活の中でも享受できるようになってきましたよね。
例えば、法律文書の翻訳。
弁護士の仕事は訴訟時の出廷を除けば、ほぼすべてがドキュメントを中心に行われ、
最も多いのが[契約の作成・チェック・意見書]のようです。
これらの作業を全て紙ベースで行う場合、
大型案件だと資料が膨大なため専用の資料室が必要となり、
整理整頓や検索が非常に煩雑になってしまいます。
それが、AIが導入されることでドキュメントの関連作業が大きく効率化されるのです。
そのすごさは、人の手による翻訳と比べて10倍の速さと聞きます。
このAIツールを開発した
AIスタートアップ「秘塔科技(META SOTA)」では、
法務に関するドキュメント関連作業の省力化を実現することを目標に掲げています。
AI翻訳は2019年5月にローンチされ、
中国国内ではすでに約20%の法律事務所が翻訳ツールを利用しているようです。
それだけ多くの法律事務所に使われている理由は、その料金。
利用料金は翻訳した文字数によって計算され、
翻訳者の1/10以下の価格で実用できるのです。
法務翻訳ツールの市場規模は[約数百億円]に上ると言われており、
今後はより特化した他の機能を追加し作業全体を効率化。
企業の法務部で導入と認知度が上がっていけば、
金融や医療の分野に進出することも早いかもしれません。
AIツールを開発する企業が多々ある中で、こちらの企業が成長できているのは
「このツールは
"ターゲット層の[欲求]"
= "つまり法律事務所の困りごとを解決するベネフィット" がある
ということを”見える化”できた」からなのです。
認知度向上はいわば、
「あなたの会社が悩みを解決してくれる」と気付かれること。
そういった視点に立ち、
認知度アップ・売上アップのためにできるステップを考えてみましょう。
“出典:日経ビジネス|中国、法律文章をAIが翻訳 作業を省力化”
“https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65434880V21C20A0FFE000”