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簡単なSDGs入門。SDGsを意識した差別化で形状や梱包材を工夫

投稿日:2021-03-12 更新日:

テレビを観ていて「SDGs」という言葉を、耳にしませんか?

昨今は特に、テレビ番組をはじめとする各メディアで

「SDGs」の取り組みが大きく取り上げられるようになりました。

 

2015年にスタートしたSDGsですが、

日本国内では、政府が策定した「SDGsアクションプラン2019」により

取り組みの推進がなされています。

 

SDGsというと、大企業向けという感じがしますが、

持続可能な社会にするためには、ベレネッツも含めて中小企業の力も必要なのです。

 

今日はこの「目先のことからSDGs入門」を取り上げます。

 

2017年度より、企業や団体の取り組みを表彰する「ジャパンSDGsアワード」も開始され、

企業活動の中でも、SDGsを掲げた事業が始まっています。

 

飲料メーカーでは、ラベル包装のない”ラベルレス”ペットボトル飲料を次々と発売し、

売上を伸ばしているようです。

廃棄時にラベルを剥がす手間が省けたり、プラスチックゴミの削減にもなる。

まさにSDGsに合致していますよね。

 

アサヒ飲料は、2018年 EC専用商品として

「”アサヒ おいしい水”天然水」ラベルレスボトルを発売し、

その後十六茶、乳酸菌飲料、炭酸水などにもラベルレスを拡充。

同社のラベルレス全体の販売実績は、

20年1月〜 8月で前年同期比:約2.2倍と、好調に推移しているとのことです。

 

コカ・コーラシステム社では、

ラベルレス飲料の出荷量が前年同月比で約8割増。

 

サントリー食品インターナショナル社では、

通常のラベルを巻いた商品で「ラベルを剥がして、緑茶の色を楽しみながら飲む」

という飲み方を提案。

ブランド全体の売り上げはリニューアル前後1カ月で約2倍に伸長し、

新規顧客の開拓にも貢献しているようです。

 

しかし一方で、ラベルレスによるデザイン性・商品差別化の低下もみられたそう。

ボトルにデザイン性を持たせながら変形させたり、

配達時の段ボールにイラストを加え、デザイン性をプラスするなど、

各社差別化を図っています。

 

 

本日紹介した各社は、飲料業界を代表する企業ですが、

自社目線だけで「あのライバルとは違う!」と言っても、

それは自己満足です。

 

 

本当の差別化とは、ターゲット層が価値を見い出し、

実際に「動く」要素があること、が大切なのです!

 

 

“出典:日経ビジネス|形や梱包材に工夫あり 環境に優しいラベルレス飲料”

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO66027440Q0A111C2000000?page=2

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