よく価値感を表す言葉として、「1+1=3にしよう!」というものがあります。
言うは易く行うは難しではないでしょうか?
ところが企業だと、それぞれの企業の「強み」を持ち寄ると新たな差別化が作れるのです。
それこそ1+1は5ですね。
例えば、「ビックロ」。これは東京・新宿にあるユニクロとビックカメラの複合店舗です。
単なる家電量販店。単なるユニクロ。
これらが組み合わさると双方競合がたくさんある中での存在になってしまいます。
ビックカメラはヤマダ電機、ヨドバシなどの価格競争、ユニクロは外資系のファストファッションとの競争です。
両店が組み合わさることで、それほど家電に興味のない顧客を起こしたり、ファッションに興味のない顧客を起こすことができる、
つまり「現状の打破」を狙っていると考えます。
同様に、文房具販売の老舗「伊東屋」はユナイテッドアローズやタリーズコーヒージャパンと組み新たな複合店舗を展開しています。
目的は「滞在させる事による新たな需要開拓」でしょう。
それぞれの企業の強みをそのまま伝えるよりも、今回の例のように1+1=新たな顧客の気付きが加わるので5!
という差別化手法は今後も増えていくでしょう。
ちなみに弊社も財務会計のスペシャリスト企業やSEOのスペシャリスト、食のスペシャリスト企業などと組んで、この戦略を実践しています。