前々回の「年下上司と年上部下_その①」のところで、
出世は「実力」が認められたからであるということ
を述べました。
重要なことを述べ忘れていました。
出世は「実力」が認められたからだけで決まるの
ではありません。
出世した役職での活躍が「期待」できるか否かも
「実力」と同等以上に大切な判断基準なのです。
認められた「実力」というのは、
出世前の状況下でのものであって
出世後の状況下での「実力」ではないため、
出世前の状況下での実力をベースに出世後の
活躍が「期待」できる人が選ばれるのです。
一般社員として大活躍した人が、役職についたら
ダメ上司になってしまうケースはたくさんあります。
ところで、そこのあなた。
自分は出世なんか目指さないし大丈夫だと思って
いませんか?
前にも触れたかもしれませんが、
自分が好むと好まざるとにかかわらず、年齢を
重ねるにつれて、
役職につかなくても、「リーダー的な役割」を
期待されますし、実際そのような仕事も任せら
れるようになってきます。
そして、その期待に応えられないと、年が若い内は
「いい経験」で済ませることができるのですが、
20代後半あたりからは
かつて自分が「あんな、仕事ができない先輩には
なりたくないよなー」などと悪口を言っていた側
から、
同じ言葉を自分より年下から言われる側になる
のです・・・(苦笑)
※前々回、前回の内容につきましては、以下を
ご覧ください。