今回は、他社と協業する場合、または、他社に対して
サービスを行う場合において、そのプロジェクトを
成功させるために必要なことについてお話したいと
思います。
◆しっかりした計画を策定する。
◆PDCAを高速に回す。
これらのことは、もちろん重要です。
しかし、もっと重要なことがあるのです。
それは、
実務責任者がだれなのかを見極めることです。
「本当はだれがそれを実行するのか?(実行しているのか?)」
という観点で顧客とコミュニケーションをとる必要があります。
顧客の窓口になっている方が「実務責任者」とは限りません。
これを見誤ると、どんなによい計画を策定しても、
どんなに高速にPDCAを回そうとしてもプロジェクトは
失敗します。
実務責任者ではない人を通じて話をすると、
話をしてから実行までに時間がかかったり、
話がうまく伝わらなかったり、
特に期限がタイトな場合はトラブルの元になります。
「実務責任者」を見極めるということは、
実際にプロジェクトを動かしている人が分かるだけ
でなく、顧客側の組織体制や組織内での力関係も
併せて分かることになります。
実務責任者が分かり、その方とコミュニケーションを
密にとっていれば、仮になにかトラブルが起きても
すぐに対応してもらうことができるようになりますし、
プロジェクトを進めやすくなります。
ただ、「実務責任者」がだれなのかを見極めることが
難しい場合があります。
役職でない人であったり、ときには、部署が違うのに
「実は・・・」というケースさえあるからです。
ミーティングの場に「出席していない人」が本当の
実務責任者だったりすることもそれなりにあります。
では、どうやって本当の実務責任者を見極めるのか?
今回はここまでにして、続きは次回にしたいと思います。