先日、ブランディング顧客がいる長崎市に訪問しました。
その会社は九州地域のみでの売上でなり立っている会社です。
県外の売上はほとんどないのに十分利益が出ています。
ネットがあるから全国向けに!
越境で本州でもビジネスをするのが普通では?
地域ビジネスでは先が見えているのでは?
そんな声が聞こえてきそうですが、実は「拡げる・日本全国で戦う・ネットなどを駆使
して空中戦をする」ことが必ずしも得策ではないのです。
全国的に戦えば、強大な顧客がいます。
さらに広大なエリアにそれぞれ競合があります。
この競合1社1社に照準を合わせて戦っていくというのは得策ではありません。
商圏が小さくなればそれだけ売上が低くなると思われがちですが、案外エリア的なブランディングを行い、
差別化要素を構築した方が残る「利益」が多くなる場合があります。
弊社の顧客の場合はまさにそれです。
他県を切り捨てることにより、地域のみに浸透することに注力し、十分以上の利益を残しているのです。