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あなたの会社が採用できないのは知名度が低いからではない

近年、優秀な人材の確保は企業にとって大きな課題となっています。
有名な会社であっても、一定期間後に退職してしまったり、中には新人研修終了後に退職のようなニュースも目の当たりにします。

退職してしまうばかりではなく、そもそも日本では少子高齢化に伴う労働人口の減少、グローバル化による人材獲得競争の激化など、採用を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。

ここで注目すべき重要なポイントが1つあります。

あなたの会社が採用できないのは知名度が低いからではありません。
伝わっていないだけなのです。

「伝わっていないだけ」という言葉にピンとくるのであれば、企業の採用力を高めるための有効な手段として注目すべきことは、「採用ブランディング」です。
採用ブランディングとは、自社の魅力を求職者に効果的に伝え、優秀な人材に選ばれる企業になるための取り組みのことを指します。
単に求人広告を出すだけでは、応募者の心をつかむことは難しくなってきました。ましてや旬なタレントを使ってCMを打つBtoB企業も少なからず見かけますが、タレントは有名になっても、そのような会社が「しっかり伝わる」とは全く思えません。
企業の価値観や社風、働く環境、製品やサービスのライバルに比べた差別要素・強み、顧客から見た体験価値など、あまり内部情報や業界情報に精通していない求職者が知りたい情報を積極的に発信し、共感を得ることが重要になってきているのです。

では、採用コンサルに依頼すればなんとかなるだろうと思う方もあるかもしれません。
しかしながら、依頼後も優秀な人材の確保に苦戦したり、採用コストが膨らんだり、応募者の質にばらつきが出たりと、思うような結果が出せないという声も少なくありません。
そこで今回は、多くの企業が直面している採用における課題を解決するヒントとして、ベレネッツの「時短ブランディング」という新しいアプローチを解説したいと思います。

採用における企業の10個の悩み

採用に取り組む中で、多くの企業が直面するのが以下のような悩みです。

① 優秀な人材の確保が難しい

求人倍率が高まる中、いかに自社に合った人材を見つけ出すか、その競争は年々激しさを増しています。
あなたの会社だけではなく、ライバル企業も同じように人材を狙っているからです。

② 採用コストの増大

求人広告の出稿料や人材紹介会社への手数料など、優秀な人材を獲得するためには多額の投資が必要となります。
スカウト型人材採用の場合は、一人60〜90万という成功報酬が一般的です。ところが特定の職種になると(エンジニアなど)、青天井です。

③ 応募者の質にばらつきがある

応募者の経歴や志向が多様化する中、自社に適した人材を見極めることが難しくなってきています。
しかも最近ではワンクリックで応募とか、LINEで応募可とか、簡単さを売りにしている採用サービスもあるため、言葉は悪いですが有象無象のミスマッチした人からの応募も非常に多く見かけます(弊社ベレネッツでもありました)

④ 自社魅力の効果的な伝え方がわからない

自社の強みや価値観を求職者にどのように伝えるか、その方法に頭を悩ませている採用担当者は多いのではないでしょうか。
しかも彼らはあなたの業界や事業に馴染みがない可能性もあるのです。
つまり、顧客に対する営業活動よりもっと難攻不落の戦いになっているのです。

⑤ 競合他社との差別化

同業他社との人材獲得競争に勝つためには、自社ならではの魅力を打ち出していく必要があります。
あなたの会社だけを検討しているわけではなく、あくまでも同業他社の中の1社という位置付けであることを肝に銘じないといけません。

⑥ 離職率の高さと定着率の低さ

最初の方で触れたように、現在では人の流動性が非常に高まっています。
休職側から見れば、他の会社にすぐ採用されることもあるような売り手市場だからだと考えます。
会社側から見れば、せっかく採用した人材が早期に離職してしまっては、採用コストが無駄になってしまいます。

⑦ 社内文化の伝えにくさ

求職者に自社の雰囲気や価値観を正確に伝えることは、なかなか容易ではありません。
④で触れたように外向けの製品やサービスの体験価値、ライバルとの差別化要素以外に非常に気になる部分が社内の状況です。
いくら良い製品・サービスを持っていても、ブラック企業では求職者にとって完全な「地雷」になりますから。

⑧ 求職者への認知度の低さ

優秀な人材に自社の存在を知ってもらうためには、情報発信の工夫が欠かせません。
よく見かけるのが、採用専用サイトを持っておらず、求人情報で募集要項(給与、勤務時間、仕事内容など)だけを記載している会社です。
これは0点です!

⑨ 採用担当者の負担

採用業務に追われる中で、中長期的な採用戦略の改善まで手が回らないという声をよく耳にします。
中長期的に採用できる素地を作っていく、それが採用ブランディングなのです。

⑩ 長期的な採用戦略の欠如。

単発の採用活動だけでは、優秀な人材の安定的な確保は難しいでしょう。
求人活動→短期で退職→採用再開をずっと繰り返すパターンは、「よくない会社」の代表格にみられてしまいます。

これらの悩みを一つ一つ解決していくことが、採用力の向上につながるのです。

採用ブランディングの効果

では、採用ブランディングに取り組むことで、どのような効果が期待できるのでしょうか。

まず、優秀な人材の獲得が挙げられます。
自社の魅力を効果的に伝えることで、優秀な人材から選ばれる企業になることができるでしょう。

また、採用コストの削減も大きなメリットの一つです。
自社の魅力を広く発信することで、応募者数の増加や採用効率の向上が期待でき、結果的に採用コストを抑えることができます。

応募者の質の向上も、採用ブランディングの重要な効果です。
自社の価値観に共感する人材が集まることで、ミスマッチの少ない採用が可能になります。

企業魅力の効果的な伝達も、採用ブランディングの大きな目的の一つです。
求職者に自社の強みや社風を正しく理解してもらうことで、自社に合った人材の応募を促すことができるでしょう。

競合他社との差別化も、採用ブランディングの重要な効果です。
自社ならではの魅力を打ち出すことで、他社との差別化を図り、優秀な人材の獲得につなげることができます。
競合他社との差別化ができれば、営業的な側面も大幅に改善されます。

ベレネッツの顧客では、採用ブランディングで入って、その「ネタ」を営業時に使うことで、受注数が爆発的に上がった例もあります。(このような成功事例は訪問時にお話ししております)

離職率の低下と定着率の向上も、採用ブランディングによって期待できる効果です。
自社の文化や価値観に共感する人材を採用することで、早期離職のリスクを減らすことができるでしょう。

社内文化の伝達とミスマッチの減少も、採用ブランディングの重要な役割です。
入社前から自社の文化を正しく伝えることで、入社後のギャップを最小限に抑えることができます。

求職者の認知度向上も、採用ブランディングの大きな効果の一つです。
自社の魅力を広く発信することで、優秀な人材からの応募を増やすことができるでしょう。

採用業務の効率化も、採用ブランディングによって実現できます。
自社の魅力を効果的に伝えることで、応募者の質が向上し、採用業務の負担を減らすことができます。

最後に、長期的な採用戦略の実現も、採用ブランディングの重要な効果です。
一時的な採用活動ではなく、長期的な視点で人材の確保と育成に取り組むことができるようになります。

このように、採用ブランディングには多くの効果が期待できます。
しかし、これらの効果を実現するためには、戦略的なアプローチが欠かせません。

時短ブランディングのご提案

そこで、ベレネッツがおすすめしたいのが「時短ブランディング」という新しいアプローチです。

時短ブランディングとは、短期間で効果的に採用ブランディングを行う手法のことを指します。
従来のブランディングが長期的な取り組みを必要とするのに対し、時短ブランディングは短期間で成果を出すことに重点を置いています。

ブランディングをやったことのない人でもブランディングに感じるイメージは
・時間かかりそう!
・効果が出るのかわからない!
・そもそもブランディングとは何かわからない!
というものではないでしょうか

時短ブランディングの特徴は、顧客の思い込みや誤認識に着目するところにあります。
求職者が自社に対して持っているイメージや先入観を的確に把握し、それを変えていくことに注力するのです。

時短ブランディングは、大きく分けて2つのフェーズで構成されています。

第1フェーズは、顧客の認識の明確化です。
求職者が自社に対して持っている思い込みや誤認識を明らかにし、それを変えていくための戦略を立てます。
この段階では、ブランドの再構築は行わず、あくまで顧客の認識に焦点を当てます。

第2フェーズは、浸透活動のスピーディーな開始です。
第1フェーズで明らかになった顧客の認識を変えていくために、具体的なアクションを素早く実行に移します。
この段階では、求人コンテンツの制作、動画マーケティング、採用資料の作成など、様々なマーケティング施策を展開していきます。

デジタルマーケティング・WEB広告など、惹き寄せる戦略(弊社では非広告型マーケティングと呼びます)を中心に行なっていきます。

時短ブランディングのポイントは、顧客の心理へのアプローチにあります。
求職者の感情や行動を分析し、共感を得られるようなメッセージを発信することで、効果的に行動変容を促すことができるのです。

時短ブランディングの最大のメリットは、短期間でブランド価値と顧客関係を強化できることです。
従来のブランディングでは時間と労力がかかるのに対し、時短ブランディングは最短の期間で最大の効果を生み出すことができます。

弊社ベレネッツは、この時短ブランディングの手法を用いて、採用ブランディングの課題解決に取り組んでいます。
求職者の心理を深く理解し、共感を得られるコミュニケーションを実践することで、短期間で採用力の向上を実現するお手伝いをしています。

時短ブランディングのメリット

それでは、時短ブランディングのメリットについて、もう少し詳しく解説していきいます。

まず、スピーディーなブランディングが実現できることが大きな利点です。
従来のブランディングでは、長期的な視点でじっくりと取り組む必要がありましたが、時短ブランディングでは短期間で成果を出すことができます。
これにより、採用競争の激しい今の時代に、素早く対応することができるのです。

また、効率的な行動変容の促進も時短ブランディングの大きなメリットです。
求職者の心理を深く理解し、共感を得られるコミュニケーションを実践することで、無駄なく確実に行動変容を促すことができます。
これにより、応募者数の増加や採用効率の向上につながるでしょう。

さらに、時短ブランディングは製品・サービスを変えずに実現できるという点も魅力的です。
従来のブランディングでは、製品やサービスの改善に膨大な時間と労力を要することがありましたが、時短ブランディングでは顧客の認識に働きかけることで、既存の製品・サービスのままでブランド価値を高めることができるのです。

加えて、無駄のない戦略的なアプローチも時短ブランディングの大きな強みです。
顧客の認識を明確にし、それを変えていくための施策を集中的に実行することで、無駄なコストや労力を削減することができます。
限られたリソースを最大限に活用し、短期間で最大の効果を生み出すことができるでしょう。

このように、時短ブランディングには多くのメリットがあります。
スピーディーで効率的なアプローチにより、採用ブランディングの課題を短期間で解決することができるのです。

私たちは、この時短ブランディングの手法を用いて、多くの企業の採用ブランディングをサポートしてきました。
求職者の心理を深く理解し、共感を得られるコミュニケーションを実践することで、短期間で採用力の向上を実現してきたのです。

もし、採用ブランディングの課題でお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度私たちにご相談ください。
時短ブランディングの力で、貴社の採用力向上をお手伝いいたします。

今すぐ行動を

いかがでしょうか。
時短ブランディングは、採用ブランディングの課題を短期間で解決するための、画期的なアプローチです。

もし、今回の内容に興味を持っていただけましたら、ぜひ私たちにお問い合わせください。

時短ブランディングの詳細について、もっと深く知りたいという方には、私たちがその概念や手法について、わかりやすくご説明いたします。
実際の事例を交えながら、時短ブランディングの実践方法をお伝えいたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

また、貴社の採用ブランディングに関するご相談も大歓迎です。
現在の採用活動の課題や、理想とする採用の姿などをお聞かせください。
私たちが、貴社の採用ブランディングを時短ブランディングの視点から分析し、具体的な改善案をご提案いたします。

私たちは、これまで多くの企業の採用ブランディングをサポートしてきた実績があります。
その経験と知見を活かして、貴社の採用力向上に全力で取り組ませていただきます。

著者・文責 (Author / Responsible for the text)

平松誠一 (Seiichi Hiramatsu)

NTTドコモ出身。在籍時は一貫して広告宣伝・マーケティングに携わる。 1996年NTTドコモを退社。独立後の現在、企業ブランディング支援会社の株式会社ベレネッツの代表取締役。
ドコモ時代は、その潤沢な広告予算で業界TOPを突き進むことができると思っていたところ、はるかに広告投資額の少ないNCC(新たに参入してきた携帯電話、ポケットベル業者)にボロ負けし、その結果から「これからの時代、ブランドの支持を得るには押し込むようなPUSH的戦術やマス媒体での広告戦術は効果なし」との認識を持つ。
以降はこれらの手法を反面教師とし、「引き寄せる」+「再現性のある」ブランディング+マーケティング事業に25年間以上携わっている。
重要なことは、ブランディングはロゴを作ったり、イメージチェンジをすることではなく、ターゲット層に刺さる認識を構築することだと考える。

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