求職者に魅力的に見るようにしたい

「本来の姿・これからの姿」が漂ってこない会社には、誰にも魅力的に映らない、そのようなことが多々あります。

売り手上位と言われる中、BtoB企業のような一般には目に触れない商材を扱っている企業でも、求職者がひっきりなしに集まる会社があります。

競合他社がひしめく業界において、順調に求職者を増やしている会社があります。

リクルートに成功する会社とうまくいかない会社の違いは、単に「待遇面の差」でしょうか?

求職者は、企業の顧客と全く同じです。
何を「商売としていて」「どのような特色があって」「どんな社風・方向性であるか」等々が外から見て明らかでなければ応募はしません。

「知名度・認知度が高い」=「求人応募が多い」ではありません。

「本来の姿・これからの姿」が漂ってこない会社には、誰も魅力的に映らない、そのような理由が多々あります。

「認知度」や「知名度」を上げたいのであれば、まずはその企業の「個性」はどこにあるのか?競争上強みなのか?一般に伝達可能なのか?などを考察し、良い方向にデザイン部分も含めて導いていくブランディングを行います。

認知度、知名度を上げることは、すなわちその顧客だけではなく、求職者へも魅力的な会社であることが浸透します。

著者・文責 (Author / Responsible for the text)

平松誠一 (Seiichi Hiramatsu)

NTTドコモ出身。在籍時は一貫して広告宣伝・マーケティングに携わる。 1996年NTTドコモを退社。独立後の現在、企業ブランディング支援会社の株式会社ベレネッツの代表取締役。
ドコモ時代は、その潤沢な広告予算で業界TOPを突き進むことができると思っていたところ、はるかに広告投資額の少ないNCC(新たに参入してきた携帯電話、ポケットベル業者)にボロ負けし、その結果から「これからの時代、ブランドの支持を得るには押し込むようなPUSH的戦術やマス媒体での広告戦術は効果なし」との認識を持つ。
以降はこれらの手法を反面教師とし、「引き寄せる」+「再現性のある」ブランディング+マーケティング事業に25年間以上携わっている。
重要なことは、ブランディングはロゴを作ったり、イメージチェンジをすることではなく、ターゲット層に刺さる認識を構築することだと考える。

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