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社長が新入社員に教える、会社の知名度を上げる正しい方法

新入社員くん、会社の知名度を上げることは重要だが、間違った方法では逆効果だということを知っているかい?

そうなんですか?単に広告を打てば知名度は上がると思っていました。

それが大きな間違いなんだ。知名度より大切なのは認知度、つまり顧客にとっての価値が理解されることなんだよ。

なるほど。では、正しい知名度の上げ方とは何でしょうか?

まず、会社名を覚えさせようとする考えは捨てること。代わりに、自社の商品・サービスが顧客の欲求を満たすことをアピールするんだ。

具体的にはどうすればいいですか?

顧客の欲求を30以上リストアップして、そこから10個程度に絞り込む。そして、その欲求を解決するためのベネフィットを明確にするんだ。

競合他社の分析も必要ですよね?

その通り。リアルとバーチャルの競合を10社程度リストアップして、彼らの提供価値を把握することが大切だ。

そうした情報を元に、どのようなコンテンツを作ればいいのでしょうか?

顧客の問題解決プロセスが見えるようなコンテンツシートを作るんだ。文章だけでなく、PDF、動画など多様な形式で用意するのがポイントだよ。

コンテンツを作ったら、どう届ければいいですか?

潜在顧客との接点を50以上リストアップして、そこにコンテンツを配置していく。接点×コンテンツ×ターゲットでアクションマップを作るんだ。

アクションマップを実行したら終わりですか?

いや、適切なKPIを設定して、PDCAサイクルを回し続けることが重要だ。修正と改善を繰り返して、徐々に成果を上げていくんだよ。

自社だけで完結させるのは難しそうですね。

その通り。だから、専門家の力を借りることも必要だ。彼らと共に非広告でのブランディングに取り組むことで、着実に知名度と認知度を上げていこう。

わかりました!顧客視点に立って、正しい方法で知名度向上に努めます!

うん、その意気だ。一緒に会社を成長させていこう!

著者・文責 (Author / Responsible for the text)

平松誠一 (Seiichi Hiramatsu)

NTTドコモ出身。在籍時は一貫して広告宣伝・マーケティングに携わる。 1996年NTTドコモを退社。独立後の現在、企業ブランディング支援会社の株式会社ベレネッツの代表取締役。
ドコモ時代は、その潤沢な広告予算で業界TOPを突き進むことができると思っていたところ、はるかに広告投資額の少ないNCC(新たに参入してきた携帯電話、ポケットベル業者)にボロ負けし、その結果から「これからの時代、ブランドの支持を得るには押し込むようなPUSH的戦術やマス媒体での広告戦術は効果なし」との認識を持つ。
以降はこれらの手法を反面教師とし、「引き寄せる」+「再現性のある」ブランディング+マーケティング事業に25年間以上携わっている。
重要なことは、ブランディングはロゴを作ったり、イメージチェンジをすることではなく、ターゲット層に刺さる認識を構築することだと考える。

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