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CIは企業と顧客の認識を一致させます

投稿日:2011-09-09 更新日:

「CI作成はブランディング・ブランド構築の観点で」の6回目です。
基本に立ち返るようですが、アイデンティティとは一般的に「自己同一性」という説明のなされ方をします。主に精神分析で使われる言葉で、通常は人間の内にあるものだとされます。
では、「コーポレート・アイデンティティ=企業の自己同一性」とはどういうものなのでしょう?

企業におけるアイデンティティ、それは企業側が自覚するところの「自我アイデンティティ」と、他者が認識するところの「人格的アイデンティティ」の同一性が目指されるべきものです。
つまり、自らが何者でありたいか、或いは何者であると思われたいかという欲求をハッキリと自覚し、そして、それが他者の認識と一致するに至った時にアイデンティティはその本懐を遂げられると言えます。

しかし、その認識の一致というのが、企業の場合は大変なのです。個人とは違い、様々な社会的要素の複合体とも言えるので、まず自我アイデンティティの自覚も容易では無いし、他者の認識を確認することも困難なことであると言えます。
そこで、戦略としてのCIが登場します。CIは、この認識の一致というプロセスを助ける有用な手段なのです。
CIを打ち出すことは、企業の性格を他者に向けて出来るだけ正しく表現することです。
それは、きっと他者が持つイメージを変容させ、より好ましい関係を築く手助けとなるでしょう。
CIは、意義と目的をハッキリさせた上で取り入れたいものですね。

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