ビジネス系のテレビ番組や雑誌なんかで、肩書きが立派な人から
よく出てくる話に(最近はあまり聞かなくなりましたが)、
「アメリカでは、本当に優秀な人は、みんなベンチャー企業を
立ち上げている。大企業なんかに勤めない」というものがありますが、
あれ、「ウソ」です(笑)
真に受けるとやけどします。
ちょっと考えればわかりますが、
大企業に優秀な人がいないんだとしたら、その大企業はあっという
間に倒産します(笑)
当たり前です。
アメリカにもたくさん「大企業」ありますよね。
じゃあ、肩書きが立派な人の言っていることが全部ウソかというと
それも違います。
真に優秀な人はどこでも優秀
正確には、優秀な人は、先天的な面での「タイプ(性格)」と、
後天的な面での「自分にとって力を発揮しやすい環境」の2点から、
大企業でキャリアを積むor ベンチャー企業を立ち上げるかを
「選択」しているにすぎないので、大企業とベンチャ企業の優秀な人
に優劣はありません。
では、仕事における「優秀」とはなんぞやということなのですが、
これは定義が難しいです。
単にある分野やツールなどに精通していれば「優秀」というわけで
ないからです。
仕事における優秀とは
仕事は社内外の自分以外の人との関係の中で進めていかなければ
ならないので、人間関係構築・維持力が必要です。
ただし、仕事における人間関係構築・維持力はプライベートでの
それとは似て非なるものなので、そこを理解して行動することが
できなければなりません。
また、ないほうがいいに決まっていますが、気をつけていても
「失敗」はあるので、「失敗」したときのリカバリーする力も
必要です。
まだまだたくさんありますが、これらのことが複合的にからみ
あって「優秀」なビジネスパーソンとして認識されます。
自分が「優秀」かどうかがすぐにわかる方法
それは、会社に「辞める」と告げて、会社の反応・対応を
みればすぐにわかります。
実行には勇気と結果に対する覚悟が必要ですが(苦笑)
優秀な人は、会社が辞めさせてくれません(笑)
優秀であればあるほど会社への貢献度が高いはずなので、
辞められたら会社が傾くからです。
どんなことをしても引き止めるはずです。
給料を引き上げる。
優秀な人の要求をできる限り実現できるよう必死になる。
土下座をして泣いて頼む(笑)
:
会社は、表向きはどうであれ、その人が辞めないときと辞めたときの
メリットとデメリットをしっかり天秤にかけて冷静に判断します。
次回につづく・・・