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BtoBブランディングは収益拡大の呼び水

投稿日:2011-07-04 更新日:

シリーズ「ブランディング・ブランド構築の優れた企業(日本編)」です。

何度もブログで触れているようにBtoB企業(事業間取引が主体の企業)こそ、ブランド構築をするべきです。対企業のビジネスにおいてイメージや会社の「見てくれ」よりは、本質の部分を理解・共感してもらわなければ事業の拡大はありません。

水晶部品中堅のリバーエレテック
http://www.river-ele.co.jp/
電子部品の製造メーカーですが、昨年までは、大手企業との熾烈な価格競争に巻き込まれていました。ところが、数年前に従来の商品の半分の体積の商品を発表したことで、着々と商品の優位性というブランド効果が浸透してきました。つまり「商品の小ささ」を突き詰めた商品戦略がブランド戦略になったということです。
※リバーエレテックは自社を「世界最小の水晶振動子・水晶発振器」と標榜しています。

同社のWEBサイトトップ画像

この結果、昨今のスマートフォン製造により小さい製品が必要になったメーカーより引き合いがあり、通常の製品と比べて1.5倍の単価にもかかわらず、非常に売れているのです。(株は6ヶ月前の2倍になっています)

ブランド構築された企業というのは、価格競争とは別の次元で戦えるのです。価格競争の回避は企業の収益の拡大に十分な効果をもたらすはずです。

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BtoB企業がブランディングを行うことで収益の拡大が目指せます。

Corporate Branding Adivisory(CBA)のブランディング・ブランド構築

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