コラム

BtoB企業でWEBサイトに「無料サービス」があるところは要注意

投稿日:2024-08-13 更新日:

 多くのBtoB企業が顧客獲得のために無料サービスを提供している。 うちも同じ。 (ページ下の方にたくさん)

corporate-branding.jp

無料セミナー、無料トライアル、無料相談…。 でも、実際に見込み客が取れないという相談を受けるケースも多いので、これらは本当に効果的なのか考えている人は多いと思う。

実は・・・・・

無料サービスだけでは不十分。

なぜなら・・・・・

「信頼ギャップ」という見えない壁が存在するから。 これは、顧客があなたの会社・サービスに対して持つ信頼と、取引に必要な信頼との差のこと。

価格だけが障壁ではない。 顧客は信頼できない相手には、たとえ無料でも本音を明かさないから。

無料サービスは、見込み客があなたの方にほんの一歩前進するだけ。

100m先にいる見込み客との距離を縮めるには、もっと戦略が必要。では、どうすれば良いのか?

  1. 顧客の本当の課題を深く理解する
  2. 価値ある情報を継続的に提供する
  3. 自社の実績や専門性を効果的に示す
  4. 顧客との本当のコミュニケーションを重視する

これらを通じて、単なる「無料」を超えた価値を提供し、信頼関係を築くことが重要。

BtoB取引は価格競争ではない。信頼こそが、長期的で価値ある関係構築のキーファクター。

あなたの会社は、どのように顧客との信頼関係を築いているか再考し今すぐ、自社の顧客獲得戦略を見直してみよう。 無料サービスに頼るだけでなく、真の信頼構築につながる方法を考え、実践することが成功への近道。

著者・文責 (Author / Responsible for the text)

平松誠一 (Seiichi Hiramatsu)

NTTドコモ出身。在籍時は一貫して広告宣伝・マーケティングに携わる。 1996年NTTドコモを退社。独立後の現在、企業ブランディング支援会社の株式会社ベレネッツの代表取締役。
ドコモ時代は、その潤沢な広告予算で業界TOPを突き進むことができると思っていたところ、はるかに広告投資額の少ないNCC(新たに参入してきた携帯電話、ポケットベル業者)にボロ負けし、その結果から「これからの時代、ブランドの支持を得るには押し込むようなPUSH的戦術やマス媒体での広告戦術は効果なし」との認識を持つ。
以降はこれらの手法を反面教師とし、「引き寄せる」+「再現性のある」ブランディング+マーケティング事業に25年間以上携わっている。
重要なことは、ブランディングはロゴを作ったり、イメージチェンジをすることではなく、ターゲット層に刺さる認識を構築することだと考える。

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