コラム

売上爆増!体験価値で顧客を惹きつけるモンスターの秘策

投稿日:2024-07-31 更新日:

モンスターって美味しくないのになんで売れるの?

結論 → 「味」ではなく「体験」をみんな買うから。

モンスターってお世辞にも美味しいとは言えない。(まぁ味が好きって人も周りにはちらほらいますが)

しかも彼らの広告のどれを見ても、飲料メーカーにある 美味しいとか、爽快感とか、うるおいとか、アピールしていない。

では飲料メーカーとしての勝負を捨ててるか、というと そうでもない。 ずっと売り上げは右肩あがり

では消費者が買っている「体験」って何か?

それは他のメーカーが提供している「機能・効能」を 全部無視して、「顧客側が感じる体験」を「伝わる」ようにしている。

つまり、他の飲料メーカーがやっている 美味しいとか、爽快感とか、うるおいを全部無視して、 全然違う場所で存在感を出している。

モンスターが認知させたい「体験」とは 「眠気を覚ましたい」「もうちょっと頑張ろう」 というときにエルギーが注入される、という体験。

この独自な体験が消費者にうまく伝わって、 モンスターは成功している。

ではあなたの会社が持つ「価値」ってなんですか? 日本語特有のボヤッとしているものは完全NG。

この「体験」は詳しく言うと「体験価値」と言うのですが、めちゃくちゃ大きいパワーを持っている。

この体験価値をうまく伝わるようにするのが 企業ブランディング。

 

【ワーク】あなたが以下の文章に埋められるようになれば勝ち!

うちの会社の商品・サービスは、「**(顧客体験)」を通じて、顧客が持つ「***(悩み・イライラ・問題・恐れ)」を解決できる。

 

私の経験則: NTTドコモ時代、数百億の広告費を使ってもシェア低下。 その苦い経験から学んだこと。 → PUSH(押し付け)ではなくPULL(引き寄せる)戦略が鍵 → 効果が出るまで時間がかかる従来のブランディングは幻想 → 「伝わる」「惹き寄せる」時短ブランディングこそが解決策

著者・文責 (Author / Responsible for the text)

平松誠一 (Seiichi Hiramatsu)

NTTドコモ出身。在籍時は一貫して広告宣伝・マーケティングに携わる。 1996年NTTドコモを退社。独立後の現在、企業ブランディング支援会社の株式会社ベレネッツの代表取締役。
ドコモ時代は、その潤沢な広告予算で業界TOPを突き進むことができると思っていたところ、はるかに広告投資額の少ないNCC(新たに参入してきた携帯電話、ポケットベル業者)にボロ負けし、その結果から「これからの時代、ブランドの支持を得るには押し込むようなPUSH的戦術やマス媒体での広告戦術は効果なし」との認識を持つ。
以降はこれらの手法を反面教師とし、「引き寄せる」+「再現性のある」ブランディング+マーケティング事業に25年間以上携わっている。
重要なことは、ブランディングはロゴを作ったり、イメージチェンジをすることではなく、ターゲット層に刺さる認識を構築することだと考える。

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