コラム

【販促の罠】顧客から発注を受けるところまでが勝負と考えているなら要注意です。

投稿日:2019-09-20 更新日:

ブランディング/マーケティングに取り組みたい企業から開口一番出てくる話が、「今以上に顧客を獲得したい」と言うものです。

確かにブランディングを行うことで顧客は取れます。
本当に今まで気づかなかった見込み客に気づかれるようになります。

ただ、まだまだ優良顧客になったり、他の顧客を連れてきてくれるような本当のロイヤルカスタマーには「受注時点では」ならないのです。

顧客から発注を受けたところがゴールと考えている企業は要注意です。

あなたが商品を購入した時に若干の「後悔」はありませんか?


心理状態が最高潮な時っていつでしょう?
実は、買う前から興奮してきた心理状態は、買った瞬間が最高潮に達するのです。

その後、「この判断は正しかったのか?」「ここよりほかで買った方が良い条件だったのでは?」「他にも良い商品があったかも?」「これではなく、もっといいバージョンを買っておけばよかったなかな?」などと悩みが出てくるのです。

同時に、その商品だけではなく「この判断は正しかったのだろうか?」などと言った不安も出てくるのです。

つまり「買った瞬間」にいろいろな想いが溢れ出てきてしまうのです。

あなたの会社は「顧客の後悔」に対して対処していますか?


顧客をリピーターにし、あなたの会社の応援団にし、長期間に渡ってリレーションシップを継続してもらうためには、「買った瞬間」「契約した瞬間」から、ある作戦を実行しなければなりません。

この作戦なしでは、顧客の継続率は落ち、リピーターにもならず、あなたの会社の製品やサービスを盛んに宣伝してくれる口コミインフルエンサーにもなりません。

何だか、こういう話をするとBtoC商材のことでしょ?と言う方もいるかもしれません。

いやいや、BtoBでも顧客の後悔は大いに存在するのです。

あなたの会社が「ある作戦」を実行すれば、「コウカイ(後悔)」は「コウカ(効果)」につながるのです。

ある作戦とはカスタマーエクスペリエンス!


カスタマーエクスペリエンス、つまり顧客体験を上げる、ということです。

例えば、ベレネッツが行うカスタマーエクスペリエンス手法は、購入後を5個以上に区切り、それぞれのカスタマーエクスペリエンスを最大化する施策をとります。

これはベレネッツがブランディングで入っている、すでに多くの企業が実行済みで再現性のある手法なのです。

「うちの会社は購入までが頂点と見ている」?
「うちは購入後は普通のカスタマーサポート以外あまり重視していない」?

それでは売り上げも利益も上がらないですよ!

いますぐご相談をどうぞ。
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著者・文責 (Author / Responsible for the text)

平松誠一 (Seiichi Hiramatsu)

NTTドコモ出身。在籍時は一貫して広告宣伝・マーケティングに携わる。 1996年NTTドコモを退社。独立後の現在、企業ブランディング支援会社の株式会社ベレネッツの代表取締役。
ドコモ時代は、その潤沢な広告予算で業界TOPを突き進むことができると思っていたところ、はるかに広告投資額の少ないNCC(新たに参入してきた携帯電話、ポケットベル業者)にボロ負けし、その結果から「これからの時代、ブランドの支持を得るには押し込むようなPUSH的戦術やマス媒体での広告戦術は効果なし」との認識を持つ。
以降はこれらの手法を反面教師とし、「引き寄せる」+「再現性のある」ブランディング+マーケティング事業に25年間以上携わっている。
重要なことは、ブランディングはロゴを作ったり、イメージチェンジをすることではなく、ターゲット層に刺さる認識を構築することだと考える。

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