前回は、プロジェクトを成功させるために一番重要なことは、
本当の実務責任者が誰なのかを見極めることである点について
お話しました。
詳細につきましては、以下をご覧ください。
今回のテーマである
どうやって本当の実務責任者を見極めるのか?ですが、
プロジェクトの初期からの定期的なミーティングや
ミーティング以外のコミュニケーション(電話、メール
などを含む)の中で見極めていきます。
具体的には、
プロジェクトを進めていく中で、相手に「判断」を求める事柄
が多数でてきますが、
先方が判断を行うプロセスの中で、先方の窓口の方が
「誰を主語にして話をしているか」を注意深く観察します。
わかりやすい例を言えば、
どの会社でも社長は最終決定権者ではありますが、実務責任者
ではないケースがほとんどです。
このため、先方の窓口が社長であった場合は、社長が
「誰に一番意見を聞いて話をしているか」を注意深く観察します。
その「誰か」が実務責任者であるケースが多いため、
誰かが分かった時点で、その方とのコミュニケーションを密にする
ようにします。
最終決定権者と実務責任者が異なることはよくあることです。
少しややこしいのが、窓口の方から「実務責任者」と紹介された人が
実務責任者ではなく、その方も「実質窓口」である場合です。
この場合は、時期を見て、ただしできる限り早く、「実質窓口」の方
に実務責任者を紹介してもらうようにします。
今日はここまでにして、続きは次回にしたいと思います。