従来に比べて在宅勤務やおうち時間が推奨される生活に、
私たちも少しずつ適応し新しい生活スタイルに慣れてきたのではないでしょうか。
ネットでの買い物をする機会が増えたり、宅配サービスを利用したり、
これまであまり利用しなかったサービスを利用する機会が増えてきたように思います。
三越伊勢丹(東京・新宿)では、ビデオ通話やチャットを用いて接客・販売する
「リモートショッピング」専用アプリの運用が開始されました。
ECサイトに掲載のない、店頭販売限定の商品もリモートで購入することができるそうです。
顧客が、専用アプリを開き、婦人靴やジュエリーなどのショップを選択するとチャットがスタート。
欲しい商品の条件や価格帯を伝えると、販売員が希望に該当する商品を紹介してくれます。
購入を決めると、チャットに購入手続きページのリンクが送られ、
手続きが完了すれば後日自宅に配送される、という流れのようです。
日時を予約しておけば、アプリ上で販売員とビデオ通話しながら商品の説明を受けることも可能。
ECサイトでの買い物には消極的な顧客にとって、
リモートでも双方向のコミュニケーションができれば、実際にお店に足を運ばなくても購入できる意欲を高めてくれます。
百貨店業界でECサイト導入が当たり前になっているいま、
リモート販売のサービス導線を展開することで競合他社との差別化や販売促進を図っています。
不要不急な外出自粛が求められるいま、
こういったサービスを活用することは、感染リスクから身を守ることにもつながります。
ただし、あなたが小売業だからといって、安易に同じようなアプリを入れるようなことは避けてください。
いつも言っているように、まずは「提供価値」の構築からスタートです。
“出典:日経ビジネス|三越伊勢丹の全商品リモート販売へ、アプリ接客こうする”
“https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/120301282/?P=1”