ビジネスネタ
「平均」と「普通」は異なる③
投稿日:2018-04-12 更新日:
少し日が経ってしまいましたが、
今回は、
・算術平均
・幾何平均
・調和平均
・二乗平均
の中の調和平均と二乗平均について
お話したいと思います。
調和平均はどこで使われるか?
それは、「時間あたりの変化」について
知りたいときに使われます。
時速と移動距離が関係してくるため、
ビジネスといっても
スポーツの分野などに実質限られます。
このため詳細な説明を省きます。
次に二乗平均です。
これは、
分散とか標準偏差なんていう言葉が
でてきます。
あの忌まわしい言葉
「偏差値」も関係してきます 笑
計算方法については、
他のネット上にたくさんある統計関連の
記事に譲ります。
肝心な、
この二乗平均とその仲間たち(分散、
標準偏差など)が
ビジネスの場面でどんな役に立つのか
ですが、
例えば、小売店は、
毎月商品がどれくらい売れていて、
来月以降どれくらい発注すればいいのか
について判断材料となる指標が必要です。
このようなとき使われます。
商品発注計画を立てるときに、
1日の売上金額の平均が1万円だったとして、
二乗平均とその仲間たち(分散、 標準偏差
など)を使って、
バラツキ(標準偏差)は±3,000円といった
値まで求めることによって
1日の売上高の平均は1万円で、
バラツキ(標準偏差)は±3,000円
ということまで分かります。
ここまで分かれば、
次の月の商品発注の際に必要となる
金額の目途も立てやすくなります。
最後に・・
ここまで、4つの平均について説明して
きましたが、
平均を知ることの本質的なところは
平均“以外”を知る
つまり、
普通じゃないところを知る
ことなのです。
ビジネスチャンスは
世の中の“歪み”にあります。
この“歪み”は
私たちの「悩み」「不満」「不安」と
置き換えることもできます。
ただ、
それだけでは漠然としすぎています。
今回は「平均」のみを扱いましたが、
統計学の成果を使って、
この“歪み”の部分を数字であぶり出すこと
によって、
ビジネス上
やるべきことを明確にすることができる、
やるべきことの精度を上げることができる
のです。
今日はここまでにします。
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