日々、さまざまな電話がオフィスにかかってきます。
完全な営業電話の場合、冷たくあしらうこともしばしば・・・
でも、絶対に冷たくあしらってはいけない電話があります。
その1つに、大手企業信用調査会社からの電話があります。
「大手企業信用調査会社」で思い浮かぶ企業は少ないと思いますので、みなさんが思い浮かべる企業で間違いないと思います。
大手企業信用調査会社から電話を冷たくあしらっていけないのなぜか?
それは、企業信用調査会社であることもそうなのですが、
それよりも重要なのが、取引を検討している企業or取引している企業が「大手企業信用調査会社を使って」、取引検討先の企業or取引企業の信用調査をしている可能性が高いからです。
企業信用調査会社が「電話」でチェックしている点は以下のようなものです。
本当はまだありますが・・・。
①電話応対者の言葉づかい、声の印象から透けて見えてくる社風
②資本金、従業員、売上高・・・などの質問に対してウソは言っていないか? +従業員はこれらの質問に答えられるか?
③トラブルを起こしそうかどうか?
特に③は注意で、知らない人が「○○○なる企業から突然電話がかかってきて、自分の会社のことをなんか根掘り葉掘り聞いてきて気持ち悪い!」ということで、電話応対を雑に(冷たく)行ってしまうと、「ビジネス上の常識がなくトラブルを起こす可能性が高い企業」と評価されてしまいます。
「○○○なる・・・」のような気持ちで、雑に(冷たく)応対したくなる気持ちはわかるのですが、こればかりはそういうものだと理解して冷静に丁寧に対応するしかありません。
大手企業信用調査会社は自社でも企業調査を行っているため、「企業から依頼されて」なのか「自社調査の一環」なのかは、外部からは判断がつきません。
また、依頼した企業の大半は、全く依頼した事実などないといった感じで取引検討先企業や取引企業に接するので余計に調査されている側からはわかりません。
「大手企業信用調査会社からの電話」のことを知っている人は、「大手企業信用調査会社から電話がきた」となったら、何もしてないのに警察官を見ると緊張してしまうような感覚になることでしょう(笑)
失注した理由が、もしあのときの電話だとしたら・・・
ちょっと怖い話ですよね。
ただ、別の観点から見ると、よいこともあります。
なぜなら、(どこだかは特定できませんが)大手企業信用調査会社に依頼した企業が「自社と本気で取引を検討しているor取引継続を行いたい」ということだからです。
大手企業信用調査会社に依頼する企業は、いわゆる老舗の上場企業(大企業)が多いので、大手企業信用調査会社から電話がくることは緊張もしますが、それだけ企業として認められたともいえるのです。
次回、もう少しこの話題についてお話ししたいと思います。