コラム

BtoBでも参考にできるBtoC成功事例

投稿日:2024-08-28 更新日:

ユニクロ

アパレル業界の荒波を乗り越えたV字回復

アパレル業界が軒並み苦戦する中、なぜユニクロだけが急成長できたのか?

2020年、コロナ禍でアパレル業界は大打撃を受けた。 大手ブランドの倒産が相次ぐ中、ユニクロも一時は43億円の営業赤字を計上した。

しかし、わずか数ヶ月で驚異的なV字回復。 しかもその6月には前年同期比126.2%の成長率を記録。

この急成長の秘密とは

「エアリズムマスク」

ユニクロは「アパレル屋」の枠を超え「解決屋」へ。 顧客の緊急のニーズに応えるため、 マスク製造に乗り出した。これこそが、ビジネス成功の本質を表している。

重要なポイント:

  • ビジネスの中心は商品ではなく顧客である
  • 顧客の真のニーズに柔軟に応える
  • 自社の定義を広く捉え、可能性を制限しない

あなたの会社はどうだろうか? 単なる「〇〇屋」ではなく、顧客の「解決屋」として自社を定義できているか?

自社のミッションを見直すことで、新たな成長のチャンスが見えてくる可能性がある。 顧客のニーズに真摯に向き合い、柔軟に対応する。 それこそが、ユニクロのような長期的成功への近道。

著者・文責 (Author / Responsible for the text)

平松誠一 (Seiichi Hiramatsu)

NTTドコモ出身。在籍時は一貫して広告宣伝・マーケティングに携わる。 1996年NTTドコモを退社。独立後の現在、企業ブランディング支援会社の株式会社ベレネッツの代表取締役。
ドコモ時代は、その潤沢な広告予算で業界TOPを突き進むことができると思っていたところ、はるかに広告投資額の少ないNCC(新たに参入してきた携帯電話、ポケットベル業者)にボロ負けし、その結果から「これからの時代、ブランドの支持を得るには押し込むようなPUSH的戦術やマス媒体での広告戦術は効果なし」との認識を持つ。
以降はこれらの手法を反面教師とし、「引き寄せる」+「再現性のある」ブランディング+マーケティング事業に25年間以上携わっている。
重要なことは、ブランディングはロゴを作ったり、イメージチェンジをすることではなく、ターゲット層に刺さる認識を構築することだと考える。

-コラム
-, , , ,

Copyright© 企業ブランディングコラム ベレネッツ・ジャーナル , 2025 All Rights Reserved.