かっこいいブランドメッセージより、社員から出た行きた言葉。
三井物産が仕掛けた"社員が広告を作る"プロジェクト、その驚きの効果とは?
- 社員自らが広告制作に挑戦
- 16の営業本部がそれぞれチームを結成
- 3万人が参加して新スローガンを選出
なぜ、こんな "無謀" な取り組みを?
理由は3つ
- 社員こそが最大の "ブランド発信者"
- 自社の強みを社員自身が再発見
- 顧客への説明力が劇的にアップ
結果:
社員の当事者意識が向上
海外拠点を含む全社で一体感が醸成
顧客との対話が深まり、ビジネスチャンスが拡大
社長曰く「社員の顔つきが変わった」
あなたの会社でも、社員全員でブランディングする時代かも? みなさんの会社では、社員の力をどう活かしていますか?
著者・文責 (Author / Responsible for the text)
平松誠一 (Seiichi Hiramatsu)
NTTドコモ出身。在籍時は一貫して広告宣伝・マーケティングに携わる。 1996年NTTドコモを退社。独立後の現在、企業ブランディング支援会社の株式会社ベレネッツの代表取締役。
ドコモ時代は、その潤沢な広告予算で業界TOPを突き進むことができると思っていたところ、はるかに広告投資額の少ないNCC(新たに参入してきた携帯電話、ポケットベル業者)にボロ負けし、その結果から「これからの時代、ブランドの支持を得るには押し込むようなPUSH的戦術やマス媒体での広告戦術は効果なし」との認識を持つ。
以降はこれらの手法を反面教師とし、「引き寄せる」+「再現性のある」ブランディング+マーケティング事業に25年間以上携わっている。
重要なことは、ブランディングはロゴを作ったり、イメージチェンジをすることではなく、ターゲット層に刺さる認識を構築することだと考える。