認知度向上

あなたの会社はどちら?タイプ別「業績が上がる提供価値の作り方」

投稿日:2021-07-30 更新日:

Q.あなたの会社はどちらですか?
・競合に勝つためにもっと会社自体の知名度の向上が必要
・知名度は既にあるのだが最後の競争でライバルに負ける

どちらが適切かは「あなたの会社のステージ」で変わります。
後の方で解説しますね。

さて、長引くコロナ禍で今までの経営の進め方が困難になってきた会社も多いです。
雇用調整助成金を受け取っている会社は飲食業や旅行業・宿泊業ばかりでなく、製造業でもサービス業でも非常に多くなってきています。
あなたの業界でも例外ではないのです。
事実、雇用調整助成金の財源が逼迫しているため、我々がおさめている雇用保険料がアップされるというニュースが最近出ていました。

あなたの会社は今までどおりの状況に戻る、と考えていますか?
あなたの会社が置かれた市場は劇的に回復する、と考えていますか?
あなたの会社は今まで通りしっかり事業を行っていれば嵐は通り過ぎる、と考えていますか?

私は「市場は劇的に回復する」とみています。
なぜなら、海外の市場がそうなっていますから。
中国然り、アメリカ然り、ヨーロッパ然り。
次々に経済は元の状態、もしくはコロナ前の水準以上に回復しています。

しかし「今までどおりの状況に戻る」とは思いません。
巧者が勝つ世界が訪れるのです。

巧者とは、『物事に熟練していること。技芸にたくみなこと。また、そのさまやその人。じょうず。老練』ということです。

つまり、市場の伸びしろ、もしくはコロナ禍で発生していた機会損失部分が「全く新しいプレーヤーに総取りされる」かもしれないのです。
新しいプレーヤーとは誰か?
それはあなたの業界で、巧みに事業のやり方を変えてきているライバル企業です。

あなたの会社は「巧者」ですか?
巧者になるべく、変身しようとしていますか?

さて、この部分があなたの会社は
・競合に勝つためにもっと会社自体の知名度の向上が必要
・知名度は既にあるのだが最後の競争でライバルに負ける
のどちらか、ということに関係するのですが、

あなたの会社の現在のステージはどちらでしょうか?

A:会社の設立は古い

B:会社の設立が最近

Aの場合、
・競合に勝つためにもっと会社自体の知名度の向上が必要
と考えるのであれば、会社の名前よりも、あなたの会社がいままで存続できてきた「価値=提供価値と言います」を言語化してください。

社員一丸頑張ってきた、とか、顧客に支えられてここまで成長できた、とかの日本語特有のあやふや系はNGです。
あなたの会社の提供価値を「顧客企業目線」で言語化してください。

・知名度は既にあるのだが最後の競争でライバルに負ける
と考えるのであれば、商品・サービスの「提供価値が弱い」と考えられます。

競合に比べて圧倒的に差別化できている提供価値はなんでしょうか?
顧客目線で複数リストアップし言語化してください。

Bの場合、
・競合に勝つためにもっと会社自体の知名度の向上が必要
と考えるのであれば、その考えは捨ててください。
会社の名前が知られたからと言って、それが事業の成否とイコールにはなりません。

事実、上場した後でそのキャピタルゲインを使って知名度アップをしているベンチャー企業も多いですが、競合他社に勝っているか?といえばそうではない状態も多いです。

あなたがやるべきことは、商品・サービスの提供価値を知らしめることに特化してください。

・知名度は既にあるのだが最後の競争でライバルに負ける
と考えるのであれば、それは正解です。

知名度の罠に踊らされないでください。
有名になる≠業績が上がるではないのです。

最後の競争の部分で負けるのは、顧客に対して、しっかりとした「提供価値」が構築されておらず、かつその顧客の「体験価値」が強烈ではない、ということです。
まずはあなたの会社の商品・サービスの顧客に対するベネフィットを棚卸しして、戦略を練ってください。

まとめです。

・競合に勝つためにもっと会社自体の知名度の向上が必要
・知名度は既にあるのだが最後の競争でライバルに負ける

この状態になっているのであれば解決策はあります。
広告をどんどん行って知名度を上げるという幻想は捨ててください。
あなたがやるべきことは、「引き寄せる」提供価値を言語化することです。

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