from ベレネッツ代表 平松誠一
あなたの会社の業績どうですか?
今年は最終的に日経平均株価も昨年末を超えることが
確定していますし、エコノミストも来年は
引き続き企業業績が好調であるとの予測を出しています。
あなたの会社はどうですか?
好調ですか?
それとも今ひとつでしたか?
ベレネッツのお客さまで好調だった、
もしくはV字回復した会社には、
まとめてみると、いくつかの特徴がありました。
★好調だった会社の特徴
1. 決断のスピードが速い
2. 聞く耳を持っている
3. 経営陣が柔軟な頭を持っている
4. 投資・経費の区別をしっかり付けている
5. 次の一手を常に念頭に置いている
6. 外部をうまく活用している
7. 感度が高い
販促をうまく行ったとか、
新しい施策を取り入れたとか、
MA(マーケティングオートメーション)や
AIチャットなどの新技術を導入して
生産性が上がった、とかではないのです。
1〜7番のリストを見て、自社でも出来るよ、
と思った方は多いでしょう。
いやいや、そんなに簡単ではないですよ。
多くの会社にはこんな障壁があり、それを乗り越えた
会社こそが「成功」するのです。
1. 決断のスピードが速い
→経営陣はもちろん、担当に至るまでよいと思ったことは
進める力。よく言われることですが、検討の時間が
長い会社は多いですね。
さらに、形式を重んじ、部下が稟議を起こすまで全く
スタートしない。これこそ昭和の会社です。
2. 聞く耳を持っている
→自社の商品・サービスに自信を持っていたり、
自社の歴史が長かったりすると、妙に意固地になったり
します。
聞く耳を持つ、ということは第三者視点になれる、という
ことです。
プライドもあり、結構難しいのが「聞く耳を持つ」ことです。
3. 経営陣が柔軟な頭を持っている
→自分の知識以上のものが出てくると堅く閉ざしてしまう
社長は多いです。
ITマターなどが出てきた時は特にそんな状態になる社長も
見かけます。
任せるものは任せ、新しい時代に舵を切るときは切る。
経営陣が柔軟である会社は、その企業のイメージにも
関わってきます。
4. 投資・経費の区別をしっかり付けている
→お金を支払うものは全部「経費」。できるだけ使わずに
済ませたい。そんな会社も多くあります。
伸びる会社は、経費を節減しながらも「投資」は大胆にします。
なんでもかんでも「ケチる」クセはアウトです。
5. 次の一手を常に念頭に置いている
→経営陣に自信があると、代替策が全くない、という会社も
見かけます。100%必ず成功なんて絶対にありません。
プランB、プランCをいくつ持てるかが、伸びる会社と
沈んで行く会社との違いです。
6. 外部をうまく活用している
→第三者なんかに分からない。と端っから決めてしまっている
経営陣もあります。自社ですべてできると思っている会社は
まず伸びません。
外部の知見が社内に化学反応を及ぼすことは多いからです。
7. 感度が高い
→ずっと昔からのやり方で成立し続けるほど現代のマーケットは
容易ではありません。
常に新しい事を吸収し、自社のビジネスのなかで昇華する、
そんな感度の高い経営陣ほど伸びる会社に多いです。
さて、あなたの会社の来年の目標はこの中にできたでしょうか?
新しい技術を入れたり、仕組みを導入することも確かに重要ですが、
上記は全部「マインドセット」なのです。
マインドセット:つまり、心構えを少し変えるだけで
伸びた会社を多く知っています。