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ブレイクしそうでブレイクしない植物工場

投稿日:2018-08-07 更新日:

私がイメージする植物工場は、「完全閉鎖型・LEDor蛍光灯の人工光・水耕栽培・空調管理システムがある工場で栽培しているのはレタス」なのですが、定義としては、太陽光型と人工光型に分かれているようです。

今回は、私がイメージする完全閉鎖型=人工光型の植物工場についてです。

 

人工光型植物工場は、1970年代から日本が世界に先駆けて研究を始めていた分野です。

歴史は長いです。

でもビジネス化できたのは、2010年代に入ってからと言われています。

まだ利益がでている企業はわずかです。

市場規模は数10億円規模と言われています。

 

期待は大きかったです。今でも期待は大きいです。設備を手掛けるメーカーにとっては。

ビルの一室でもできるんですから、どこでも植物工場にできるのです。

でもいまだブレイクはしていません。

なぜか?理由は3つです。

①ランニングコストがかかる

⇒空調管理システムやLEDor蛍光灯を使うための電気代+場所代がかかる

②栽培できる植物の種類が限られる

⇒レタス以外に収益化できるものが今のところほぼ見当たらない

③販売先が限られる

⇒路地栽培の方が安いため、わざわざ植物工場産のものを買う理由がない

 

わずかながら収益化できているところは、③で大口の販売先を確保できたところです。

惣菜用やサンドイッチとしてスーパーやコンビニ向けに販売できているところは収益化できているようです。

 

②については高付加価値の植物が栽培できると収益化できる可能性が高くなります。

稲の栽培研究は昔からされていますが、いまだ完全なビジネス化にはいたっていないようです。

 

なにかネガティブなことしかなくて将来性がないように思いますが、現状でも収益化できる可能性はあります。

それは①で、場所(国)を変えてビジネス化することです。

電気代の安い国、場所代のかからない国で植物工場をビジネス化すれば収益化できる可能性が広がります。

 

ということで、候補としては中東の国々が挙げられます。

丸紅なんかはいち早く取り組んでいるようですね。

 

人工光型植物工場の技術・ノウハウは日本が世界トップなので、なんとかブレイクしてほしいです。

ちなみに、太陽光型植物工場の技術・ノウハウの世界トップはオランダです。

こういう植物工場でもブランディングすれば変わるはずです。

ただいいことをやっているだけでは伝わりません。

 

今日はここまでにします。

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