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衰退サービスでも成長する企業!そろばん教室編

投稿日:2018-08-08 更新日:

昔、そろばん教室ってありました。

えぇ、私も行きましたよ。そろばん教室。

そろばんを裏側にして、スケートボードのまねごとをして遊んでいたら、すべってころんで怪我して、先生に怒られましたよ。

でも、いつの頃からか、町でそろばん教室を見かけることが少なくなったように思います。

 

統計でみても、1980年年代に1万以上の教室があったもののが、2014年の時点で6753教室(総務省経済センサス基礎調査)まで減っています。

完全な衰退サービスに思えますが、このサービスで成長している企業がいくつかあります。

それらの企業はどうして成長しているのでしょうか?

 

理由は、そろばんを教えることの「目的を変えた」ことにあると考えています。

昔は「そろばんができるようになる。そろばんの有段者になる」ことを目標にしていましたが、

今は、「(小中高大の)受験合格のための基礎能力(計算力や集中力・記憶力・精神力など)を鍛える」ことを目標にしていて、これが子供を持つ「親」にささっているようです。

やっていることはほぼ同じですが、親へのPRポイントを変えたところがうまいですね。

 

代表例として、京大個別会というところが、「京大生の半分が経験した習い事」とPRして、2007年からはじめた「そろばん塾ピコ」が現在全国500ヶ所以上まで勢力を伸ばしているようです。

ターゲットへの訴求をどのようにするかで、昔からあったサービスもブランディングできるのです。

京大個別会は全国の塾と提携して、インターネットTV電話を用いた中学、高校、大学受験の個別学習指導を行っていて、講師陣は全員、京大生か京大院生です。

で、京大個別会所属の京大生にアンケートをとったら、半数が過去にやっていた習い事がそろばんだったらしいのです。

ちなみに、京大個別会所属の京大生が過去にやっていた習い事ランキングは、以下の通りらしいです。

1位 ピアノ

2位 そろばん

3位 スイミング

 

おかしい。。

私はそろばんとスイミングやっていたのに京大じゃない。京大のきの字もかすってない 笑

 

それにしても京大の名前は絶大ですね。

たしかに、親からしてみれば京大ブランドは惹かれますよね。

 

今日はここまでにします。

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