ブランド構築に関するデザインの2回目です。
順番としては、デザイン物の制作はブランド構築のステップの中では最後の方ですので、何もやる前から「まず会社案内の作りたい!」という気持ちは抑えましょう。
本日は会社案内が出てきたところで、どのような会社案内がブランディング上有効かをお話しします。
ほとんどの会社でWEBサイトを持っていることから、最近では会社案内の重要性は薄れていると思います。しかしながら、営業の現場で配る会社も多く、新規中心で営業している会社であれば必須といったところもあるでしょう。配って、見てもらって、保管される。名刺に次いで重要な会社案内ですので、まずはやってはいけないことをリストアップします。
このような会社案内はダメ:
1.1枚もので、会社情報(住所、電話番号などの基本情報)のみしか載っていないもの
2.表紙をめくったP2、P3見開きに外部の人が見ても意味の分からない経営理念とそのイメージ(抽象的なCGとか)が載っているもの
3.単に「やっていること」のみが記載されているもの
4.会社中心の見方で構成されているもの(顧客目線で何が優れているか分からないもの)
5.会社案内単体では、後から振り返ってどのような会社なのか理解しづらいもの
6.名刺などのデザインと異なり、デザインに一貫性がないもの(色、フォントなど)
7.いかにもチープなイメージを醸し出してしまうもの
会社案内は必ずしも印刷会社でオフセット印刷しなければならないということはありません。IT系の会社では、事業内容がどんどん進化していくので、大量印刷が必要なオフセット印刷を行わず、都度社内のプリンターで出力しています。一番重要なことは、顧客目線で今強い何らかのメッセージを受け取れるか、後日見てしっかりと理解できるか、ということです。
以降は次回にお話ししたいと思います。
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ブランド構築して差別化した会社案内をデザインします。Corporate Branding Adivisory(CBA)のブランディング・ブランド構築