前々回、前回の内容につきましては以下をご覧ください。
さて、「実務責任者」と紹介された人が実務責任者ではなく、
実質「窓口」である場合にどうやって実務責任者を 紹介して
いただくかですが、2つの方法があります。
1.窓口の方と懇意になって、窓口の方から紹介して頂く
2.窓口の方に実務に関する「相談」をする
1は時間がかかるため、1年以上の長期プロジェクトであれば
選択してもよいのですが、1年以内の短期プロ ジェクトの場合は、
2を選択した方がよいです。
2の方法ですが、プロジェクトが始まってできる限り早い時期に、
例えば以下のように先方に相談します。
「実はプロジェクトを進めていて、○○の部分で困っていまして、
御社で○○のところで“専門的なお話ができる方 or ご担当の方”は
いらっしゃいませんか?」
○○の部分はどのように困っているかをできる限り具体的に話を
するとよいです。
先方の窓口の方が勘のいい方なら、「ああ、自分が 実務責任者で
ないことが見抜かれてるな」と思うはずです。
そして、本当の実務責任者の方を紹介していただけるはずです。
勘が悪い方でも、相談内容から「担当者」を紹介して頂けるはずです。
その「担当者」が本当の実務責任者である可能性が高いです。
実務責任者を見極めて、その方とのコミュニケーションを密に
とる上で、1点、気を付けなければならないことがあります。
それは、その後も窓口の方とも密にコミュニケーションを
とり続ける必要があるということです。
実質責任者とのやりとりがリアルタイムで分かる形で窓口の方
とも情報共有をきちんとしておくことが重要です。
◆メールでのやりとりであれば、toかccに必ず窓口の方を入れる
◆電話でのやりとりの場合は、日をおかずに窓口の方にも
やりとりの内容について報告しておく
地味で少し大変なことですが、これを怠ると “人間関係で”
トラブルになる可能性が高くなりますので気を付けましょう。
今日はここまでにします。