コラム

【クイズ】あなたの会社の知名度が低い場合どうする?

投稿日:2022-10-31 更新日:

①自社でPR施策を考える
②広告代理店などプロに頼む
③商品さえ良ければ知名度を上がるので頑張る
④社名・ロゴの変更でリブランディングをする
⑤自分達でやり方を学び進める

答えは画像に記載のあるように「⑤自分達でやり方を学び進める」です。
その前になぜ他の答えが間違いか、説明します。

①自社でPR施策を考える

PRという観点自体が間違っています。
知名度アップ≠PRをすること
です。
つまり、PRをいくら頑張っても「あるもの」が
欠けているのであなたの会社の知名度は一向に
上がりません。

②広告代理店などプロに頼む

所詮、他人です。
あなたの会社の社員ではなく、会社の中にある
「あるもの」がわかりません。
うまくできる訳ないのです。
結局、高い広告費を払って、自己満足CMをやって
終わり、というケースも多く見受けられます。

③商品さえ良ければ知名度を上がるので頑張る

商品・サービスさえ良ければ知名度が上がるのは
まだ競争が激しくないブルーオーシャンだけです。
あなたがいる市場がレッドオーシャン、もしくは
割と競合がいるような場合、プロダクトが良いだけ
ではすぐに忘れ去られてしまいます。

④社名・ロゴの変更でリブランディングをする

相変わらず古い幻想で「今の状態をリセットするには
社名変更とロゴ変更」という考え方があります。
特に経営陣が古いタイプの人だとこのタイプの
リブランディングが好まれたりします。
残念ながらあなたの会社の社名が変更されても
ロゴがかっこよくなっても喜ぶのは社員のみです。

ということで、
あなたの会社の知名度が低く、それを痛感している
場合、⑤自分達でやり方を学び進める、が正解です。

上記で触れた「あるもの」とは、「体験価値」です。
見込み客があなたの会社に強烈な印象を持ち、
覚える場合、商品やサービスが鍵になるのでは
ありません。
それらを購入した後、利用した後を「擬似体験した
感覚になり」買う・利用する前から話題に上ることが
知名度を上げる第一歩です。
さらに利用顧客が口々に「ここがすごい」「あそこが
よかった」と表明してもらうことで、それが第三者に
伝播し知名度が上がるのです。

これはコンサルに頼めば良い、というものではありません。
あなたがやり方を覚えるのです。
なぜなら、あなたの商品・サービスの価値は「あなた
自身」が一番理解していますし、愛着があるからです。
あなた自身がストーリーテラーにならないとダメなのです。

そのやり方をインストールしたくないですか?

PS. あなたの会社よりライバルが大きい企業でも関係ないです。

著者・文責 (Author / Responsible for the text)

平松誠一 (Seiichi Hiramatsu)

NTTドコモ出身。在籍時は一貫して広告宣伝・マーケティングに携わる。 1996年NTTドコモを退社。独立後の現在、企業ブランディング支援会社の株式会社ベレネッツの代表取締役。
ドコモ時代は、その潤沢な広告予算で業界TOPを突き進むことができると思っていたところ、はるかに広告投資額の少ないNCC(新たに参入してきた携帯電話、ポケットベル業者)にボロ負けし、その結果から「これからの時代、ブランドの支持を得るには押し込むようなPUSH的戦術やマス媒体での広告戦術は効果なし」との認識を持つ。
以降はこれらの手法を反面教師とし、「引き寄せる」+「再現性のある」ブランディング+マーケティング事業に25年間以上携わっている。
重要なことは、ブランディングはロゴを作ったり、イメージチェンジをすることではなく、ターゲット層に刺さる認識を構築することだと考える。

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