BtoB企業(事業間取引を中心にしている企業)こそブランディングを行うべきです。
残念ながらかなりの割合の企業は、二代目社長が異業種交流会に出ても、銀行主催のマッチングフェアに出ても、
商工会議所の会報紙で取材されても事業的な効果につながることが多くありません。
なぜそのような事が言えるかと言うと、私たちはそのような所に「実際に出席し、会社を紹介し合った経験がある」からです。
我々がお会いする多くの経営者は、「刺さるアピールポイント」を持って話せる方がそれほど多くありません。
話しがヘタというわけではないのですが、特色を持った事業をされているのだろうな、
という事前の感触を吹っ飛ばすくらいアピールがヘタなのです。
BtoCのような不特定多数の一般消費者を対象にしたビジネスと異なり、
BtoB企業の場合、なかなか自社のPRをする機会がないかもしれません。
しかし、経済状況が激変し、今までの元請け・下請け環境が壊れ、新たなネットワークを構築して
いかないといけない時に「フツーの会社」に見えてしまってよいのですか?
WEBサイトなどは、いくらでもすばらしく構築できるものです。
Javascriptを使って右から左に商品が登場し、ホバーウィンドウでお問い合わせを促す。。
WEBデザイナーの質が高い日本であれば、有名企業並のWEBサイトを数名の小さい会社でさえ持つことが出来ます。
しかし重要なものは、その見てくれ(WEBサイトや会社パンフレット)ではないのです。
競合と比較されたときに、御社に出会う前に上位に立つことができる「提供価値」なのです。
知ってもらうことが重要ではなく、「認知してもらう」ことが重要なのですね。
それが「ブランドを構築する」ことなのです。
間違ってもCI(コーポレートアイデンティティ)や会社名を変更することではないので間違えないでください。
“刺さるストーリーを作る”ブランディングの目的です。