シリーズ「ブランディング・ブランド構築の優れた企業(日本編)」です。
日本の市場を見ると知名度がそれほど高くないですが、海外市場で非常に高い日本企業は少なからずあります。
2011年3月の震災後、AndroidやiPhoneの部品が世界的にショートしました。これにより内部の主要な部分にかなり日本企業の製品を使っていることが図らずも公知となりました。
それぞれ1社1社は日本ではそれほど知名度が高くない会社も多くありますが、その道の人達(BtoB業界でその部品を調達するプロフェッショナル)の認知度は非常に高い会社ばかりです。
ではなぜ「知名度」ではなく、「認知度」なのか?
広告を使えば(例えば業界誌や経済誌などに)もしかすると会社の知名度は上がるかもしれません。しかしそれは、あなたの会社の「特色」や「差別化ポイント」や「強み」を深く顧客層に認識させるもの(=認知度)ではないのです。
顧客はあなたの「名前が有名か?」で選ぶのではなく、「あなたの会社と取引することでうちの会社はどのようなメリットを得ることが出来るのか?」で選びます。それこそ競合他社より何も特色や優位性がなければ選ばれませんよね?
強みを認識させ、顧客に深く浸透させる。これこそがブランディングなのです。上述の部品メーカーは既に高い認知度を誇っている会社ばかりですので、一度WEBサイトなどを参考にしてみるのもよいでしょう。