コラム

どう集客するか、が最初に解決すべき悩みという「間違い」

投稿日:2022-08-24 更新日:

Facebook見ていても、インスタ見ていても、youtube見ていても、ものすごく多くの「集客の悩み解決します」系の広告が出てきます。

 

また登録しているメルマガでも「集客の悩み解決します」「***を使って集客できる方法をセミナーしまう」などなど

 

企業にとって、一番やるべきことは「集客の悩み解決」だとは思わないのですが。

 

なにも集客メソッドを広告しているところをディスっている訳ではありません。

現実に弊社ベレネッツでも非常に多くの集客手法あります(笑)

 

・ランディングページで集客する方法

・ストーリーで集客する方法

・youtubeの5分動画で集客する方法

・ショート動画(TikTok、Instagram Reels、YouTube shorts)で集客する方法

・脳科学メソッドを使った集客方法

・コンテンツマーケティング集客方法

・BtoB企業専用:現在のWEBサイトで集客改善する方法

・オンラインリサーチで集客する方法

・動画セミナー集客法

・上位5%の見込み客だけを狙うスピード集客法

など

※ちなみに、これらは「非広告クラブ」の会員になると見ることができます。

https://hikoukoku.club/

 

さて、集客でなかったら、何なのか?

 

まずは「成約率」を上げることです。

 

事業には「集客」×「成約率」=「収益」という計算式があります。

 

どれだけ集客しても、つまらないと感じたり、価値を感じなかったら、瞬間に見込み客は落ちていきます。

 

集客を1000社しました。でも訪問したWEBページの内容が刺さらなかった(もしくは他社との違いを感じられなかった)ので3社くらいしか資料請求しませんでした。

 

1000社(集客)×3社(フロントエンド成約率)=0.3%の成約率

この1000社取ってくるカロリーは相当のものではないですか?

また1000社取ってきたのに、997社逃すというマイナスのメンタル圧力も相当なものではないですか?

 

これが現実です。

 

成約率を最初に上げておけば

20社(集客)×12社(フロントエンド成約率)=60%の成約率

 

嘘でしょ?

と言いたいところですが、顧客のBtoB企業で本当に出している数字です。

 

ちなみにこの「フロントエンド」が何かわからない人のために説明すると、フロントエンドとは、資料請求とかお問合せとかセミナー予約とか、見込み客が最初の入り口のところで取る行動のことです。

 

弊社の例でも、違う会社が揃うブランディングセミナーで、8割のフロントエンド成約率という場合もザラです。ちなみに、ブランディングは少額商材ではないですから、成約率が8割は奇跡に近い数字です。

 

別の見方をすれば、成約率が非常に悪いのに、一生懸命集客したってバケツから水が漏れるように無駄になってしまいますよ、ということです。

 

さて、この成約率改善にどうやって上げるのか。

 

見込み客向けの「体験価値」を見直すことです。

体験価値とは、まだあなたの会社も商材も詳しくない見込み客に対して

・手に入れてみたい

・興味を持った

・これこそ問題解決できそう

・これこそ悩みが解決できそう

・これこそイライラいが解消できそう

・これこそずっと探していたものが

・これ現状を変えてくれそう

などのように、見込み客起点で価値を感じさせるようなネタに再構成することです。

 

一般に企業側が発信するのは

・これいいだろう?

・すごいと思わない?

・自信作だよ

のように企業目線です。

(こういうものを特徴の羅列と言います)

 

この特徴を体験価値(ベネフィット)に変換して発信するのです。

 

これがブランディング戦略というものです。

 

この方法だけで本当にあなたの会社の業績は変わります。

「1日で自社の体験価値を見える化するセミナー」とかやろうかな?

著者・文責 (Author / Responsible for the text)

平松誠一 (Seiichi Hiramatsu)

NTTドコモ出身。在籍時は一貫して広告宣伝・マーケティングに携わる。 1996年NTTドコモを退社。独立後の現在、企業ブランディング支援会社の株式会社ベレネッツの代表取締役。
ドコモ時代は、その潤沢な広告予算で業界TOPを突き進むことができると思っていたところ、はるかに広告投資額の少ないNCC(新たに参入してきた携帯電話、ポケットベル業者)にボロ負けし、その結果から「これからの時代、ブランドの支持を得るには押し込むようなPUSH的戦術やマス媒体での広告戦術は効果なし」との認識を持つ。
以降はこれらの手法を反面教師とし、「引き寄せる」+「再現性のある」ブランディング+マーケティング事業に25年間以上携わっている。
重要なことは、ブランディングはロゴを作ったり、イメージチェンジをすることではなく、ターゲット層に刺さる認識を構築することだと考える。

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