From 代表・平松
「さぁ、この業界に攻めて行こう!」
「このような会社総当たりだ!」
「契約してくれそうな会社であれば全部攻めよう!」
よく聞く話です。
「この業界」「このような会社」のように、ターゲットを決めて攻めていくのは良いことです。
でも、これって案外考え方としては、「ターゲットの」100人中100人を狙っているようなものです。
うちの会社の非広告ブランディングであれば、
「企業」・・・BtoCではないので
「関東・関西・中部圏」・・・拠点があるところ
「認知度をあげたいと思っているところ」・・・一番問い合わせが多いから
という形になると思うのですが、
この考え方ですと、「100人中、100人をターゲットにしている」ことになります。
つまり、間違っています。
なぜでしょうか?
さて、重要な考え方は「100人に売るより、1人に売る」ということです。
例えば、私は昨年金融機関からセミナー講師を依頼されました。
そこには100人くらいの招待客がおり、その大部分が「食品関係」だったのです。
普通であれば、「食品メーカーのブランディング事例」などを取り上げて、100人全員に参考にしてもらおう、と考えがちです。
私が行ったのは、曖昧な「食品メーカーのブランディング」の話しをするより、
そのうちの数割に刺さると思われる「食品関係で新規顧客獲得に限界を感じている会社の脱出策」について話しました。
つまり、営業活動が好調だったり、既存顧客だけで売り上げのほとんどが立っているような会社には目を向けなかったのです。
“明日からできる!
あなたの製品/サービスを
営業・広告せずに販路拡大させる仕組み”
結果的に、その後のアンケートで見込み客が大量に獲得できました。
これは「セルフセレクション」と言います。
この概念を使えば
「それはうちの会社のことについて話している」と思うのです。
あなたの会社でも取り入れられる手法です。