ビジネスネタ
「平均」と「普通」は異なる
投稿日:2018-04-02 更新日:
「平均」って言葉を聞くと、
いろいろな値を足して割った値で
「普通の値」と思いがちです。
それは正解です。
でも、 そんなに単純じゃないのです。
どういうこと????
わけが分からない・・
実は、
ビジネスでよく使われる「平均」って
4つも種類があるって知ってました?
・算術平均
・幾何平均
・調和平均
・二乗平均
それぞれ、
「普通」の値を知るための平均値なのですが、
計算方法が違いますし、
その平均値が持つ意味も違うのです。
やばい・・・
頭が頭痛になり、
胃が胃痛になり、
腹が腹痛になる~~
でも、
この「平均」のことを知っていないと、
ビジネスの様々な場面で出てきた「平均値」
のことを間違って理解してしまい、
間違った判断をしてしまって大損をする
可能性があります。
そこで、
今日から、4つの「平均」について
できる限りわかりやすく説明していきたい
と思います。
算術平均とは
1つ目は、算術平均です。
これが一番簡単です。
データの値をすべて足して、
データの数で割るとでてくる値です。
私たちがよく使うものです。
算術平均については
それほど説明はいりません。
しかし、
1つだけ注意点があります。
それは、
最大値と最小値の差があまりにあると、
「普通」でない値がでてきてしまう
ということです。
どういうことかというと、
例えば、
5人のビジネスパーソンの年収がそれぞれ
A:年収200万円
B:年収600万円
C:年収350万円
D:年収1億円
E:年収800万円
であった場合、
算術平均を使って平均値を求めると、
2390万円
となってしまいます。
2390万円が5人の平均値、
つまり、「普通」の値だということに
なりますが、どう思います?
どう考えても
「普通」の値ではないですよね。
Dのビジネスパーソンの年収が
飛びぬけて多いために、
平均値が大きく引き上げられて
しまっているのです。
これでは、
「普通」の値とは呼べません。
今日はここまでにします。
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