From ベレネッツ代表 平松
毎日あなたの会社にも多くの売り込みが来ませんか?
・電話営業
・メール
・D M
・直接訪問
ベレネッツで言えば、直接訪問の営業がコロナ禍後に激減しました。
電話営業も非常に少なくなっているようです。
理由としては・・
・テレワーク中心の会社が増えたので、電話をかけてもでない会社が多く非効率だと考えた
・もしくは営業会社自体がテレワークで、会社の電話を使えない
などでしょうか?
でもメールは当社にはたくさん届きます。
お問い合わせフォーム経由でもたくさん届きます。
あなたは、「スパムメールのことでしょ?」と思うかもしれません。
いえいえ、ちゃんと入力フォームでしっかりと送ってくるメールなのです。
複数一斉送信(社名だけ変えて)もありますが、
会社名も
名前も
担当部署も
しっかりと書いて送信されているのです。
せっかく入力フォームに売り込みメールを入れるのであればセールスしたらダメ
ベレネッツはブランディングとマーケティングの会社です。
このようなメールの文面を検証するのが好きなのですね。
数はたくさん来るのですが、検証してみるとだいたいこのパターンにまとまります。
タイプ1:
お問い合わせ内容:
[*******関連企業様を探しています。ご相談案件事例有り]
みたいな感じでタイトルで興味を惹きつける取る戦略
タイプ2:
"はじめまして、株式会社****で代表をしております***と申します。
みたいな感じで長々とプロフィールや実績が書いてあるもの。
これは自社が依頼したい内容とそのプロフィールや実績が合致するのか当たりをつけている戦略です。
タイプ3:
株式会社ベレネッツ御中
-----------
突然のメールにて失礼致します。
***株式会社の***と申します。
*******サービス
「******」をご案内させていただければと思い
メールさせていただきました!
-----------
のような、純粋な挨拶メール。
数打てば当たるという戦略ですね。
タイプ3変化球:
タイプ3の挨拶メールに以下のようなスケジュール打診が入っているもの
-----------
ぜひ、一度オンライン会議というかたちでお話させていただけたら幸いです。
以下の日時でご都合のよろしい日程はございますでしょうか?
【9/2(水)9:00~20:00】
【9/3(木)9:00~20:00】
【9/4(金)9:00~20:00】
ご検討、よろしくお願いいたします。
-----------
これは数%の反応率を狙っているかもしれないですが、いずれも効果的ではないですね。
売り込みメールでも読まれるための対策知りたいですか?
なぜ、なに、どのように、という形で文章を構成してください。
意味わかりませんか?
ではなぜその形になったをお話しします。
多くのメールの中でも目を通してしまうものがいくつかあるのです。
その特徴は、「〜〜だとお考えの場合」とか「あなたは〜〜と困っている」とか「〜〜の問題があります」「〜〜をご存知ですか」のように、こちらが正当に読む理由を突きつけてくるものでした。
そのようなメールは、「はじめまして。++++株式会社の****と申します」などの挨拶文は全部ありません(最後に入っている形)
最初から
「***様の事業内容を見て、+++でお困りではないかと考え、メールいたしました」
「御社のサービスは弊社の*****と非常に親和性があると感じ、メールいたしました」
というような形で、なぜうちの会社にメールを送ってきたか、の理由が明確だからです。
これが「なぜ」部分です。
2〜3行くらいで簡潔に、なぜメールしたのかが、こちら目線(受信側目線)でわかりやすく書いてあります。
この後に続くのが「なに」部分です。
この部分は、あなたの会社の商品、サービスなどを紹介する部分ですが、
長々と書かない方がいいです。
提供価値(ベネフィット)だけにとどめておいて、あとはURLをクリックさせるようにしてください。
ベネフィットとは、顧客がどうトクするのか、どうメリットがあるのか、どう問題解決できるから、などの形で表すことです。
意味のない自社のPRは不要です。
この後に来るのが「どのように」。
ここであなたの会社のユニーク性を見せてください。
競合にはない部分、競合ができないやり方など、あなたと「ライバルの違う点」もしくは「見込み客が頭で考えていることをひっくり返す点」などを説明してください。
ここまでで読み手の65%を攻略できています
なぜ、なに、どのようにだけで読み手の65%は攻略できています。
アメリカの大学の研究で人間には4タイプあり、以下のように分かれているそうです。
なぜタイプ(人口の35%)
なにタイプを(人口の22%)
どうやってタイプ(人口の8%)
どうするタイプ(人口の35%)
これまでなぜ、なに、どのようにを攻略する文面を書いてきました。
ここから最後のクロージングまでは「どうする」になります。
メールを読ませるだけでは意味がありません。
最後に「行動させる」のです。
読み手もバカではありません。
今時、ユニークURL(暗号のように長いURL)では、マーケティングオートメーションが入っていて、誰がクリックするか追跡しているな!などとわかってしまいます。
仕掛けなしで、Call To Actionを成立させる文面です。
それが「今すぐに社名が有名でなくてもコンペで勝てる方法を手に入れる」のような文章を入れ行動を促してください。
弊社が目をとめるようなメールは、出だしも秀逸ですが、最後のクロージングも秀逸なのです。
参考になりましたでしょうか?