前回は認知度の向上についてのリサーチ結果を取り上げました。
特に営業時や、社名の告知時に知られていないと困る、という意見が多かったですね。
でも、それは観点を変えるだけで改善できる、というお話をしました。
この調査結果を見ると、実は固定概念が多くあり、「社名が有名でないとまずい」「営業にも差し障りがある」と考えられていることがわかりました。
前半のレポートはこちらからどうぞ
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【調査レポート】自社の認知度を上げたいと思うときはどういう時ですか?それはなぜ?(前編)
認知度という言葉は、知名度という言葉に比べてマイナーです。 Google、Yahooで認知度は月間3800回くらい検索されていて、 知名度は月に9000回近く検索されています。 当社ベレネッツにいただ ...
さて、続きの認知度の調査結果を見ていきましょう。
認知度が低く展示会のブースが自社だけがらんとしている
・展示会で同様のサービスを行っている企業よりも来場者が明らかに少ないと実感したとき(50代 男性 食品メーカー)
・展示会で、弊社のブースだけがら〜ん…。お隣盛況…。(30代 女性 製造業)
展示会はブースを出展するのに費用がかかるものです。
それも2〜3小間ではなく、10小間も出展することになれば、その費用もかなりのものです。
担当者のプレッシャーは相当なものでしょう。
結果的にあまり成果が芳しくなかった場合、認知度が低いから誰も振り向いてくれない、
社名が有名ではないから、有名なところに入っていく、
と思ってしまいます。
実はほとんどの場合、展示会のサインの作り方、通る人への目に入るメッセージが今ひとつだから、という理由です。
事実、展示会に行けば、「全く有名ではない」+「非上場の」+「小間も2小間程度」のブースが盛況という例もあります。
逆に、二桁の小間数を使い、セミナーも行い、司会者・コンパニオンもプロを立て、社員も総出で盛り上げようとしている大手企業もありますが、閑散としていることもよくあります。
つまり展示会は認知度が高くないと成立しない、は幻想なのです。
・ブースの場所
・声がけする前に、遠巻きに見たときのメッセージ
・展示会の紹介WEBサイトや印刷物に載せるストーリー
で全く違う成果が出ます。
詳しくはこちらをどうぞ
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ライティングスキルとプレゼンテーションの関係
from ベレネッツ代表 平松誠一 断言します。 ライティングのスキルが向上すれば、プレゼンテーションはうまくなります。 プレゼンテーションがヘタ(盛り上がらない、みんなが集中して見てくれない、その後 ...
認知度が低く、会社の説明に時間がかかる
この回答は非常に多かったですね。
・BtoB企業ですが身内に仕事の内容を説明する時です(30代、男性、卸売業)
・よい認知度→ブランド=信頼、ですので、商談の時にお客様が当社を認知してくださっていれば嬉しいです。当社の商品サービス品質の説明のために割いていただく、お客様の貴重なお時間が少なくてすみます。(40代、男性、ソフトウェア)
・営業に行って名刺を出しても何の会社なのか聞かれた時 会社の説明に時間を取られて肝心の商品の説明が出来ない時(60代、男性、サービス業)
・古いTVCMしか記憶にない顧客が多い。新製品の説明に時間がとられる。(60代 男性 不動産業)
あなたの会社の事業を15秒で説明できますか?
現在の事業はどのように顧客に役立ち、さらに、興味をそそるようなその後の将来的な展開も含めて1分で話せますか?
もしくはそもそも必要とは思っていない顧客に攻めていませんか?
多くの場合、「発信するメッセージが間違っている」もしくは「違うターゲットを攻めている」に尽きます。
自社の提供価値を短くまとめて、一瞬のうちに「それこそ必要としていたものだ!」と腹落ちさせるようにしましょう。
展示会時に来場客からそっぽを向かれる。
そんな場合は非広告ブランディングメソッドで「無名でも見込み客が能動的に動いてしまうベネフィットの作り方」を導入してみませんか?